とってもしんどかった12.25キロの雪中行軍【ヨッシーのトロント近郊自然誌1月22日】
最近、土曜日というとシートン・ハイキング・トレイルに出かけることが多くなっています。ホワイトヴェールという所にあるパーキングから歩き始めて、ヘッダー写真の、私たちが「崖」と呼んでいる地点まで行って、折り返し、パーキングに戻るというのが定番コースです。普通、暖かい季節には片道1時間30分、往復で約3時間という行程です。平均的に約1万4000歩、約10キロという数字が、私のスマホ上の記録として残っています。
ところが今日は、週の初めに降った雪がその後、連日ほとんど2桁台の氷点下気温が続いたため、全然解けず、雪深いトレイルをパーキングから崖までの往復、歩くことになったのです。
乾燥粉雪のトレイル、先人たちが歩いて足跡を残していったところを踏みしめて進むのですが、アイゼンが全然、役に立たないのです。地面が凍って硬ければアイゼンが威力を発揮しますが、新雪のトレイルではあまり意味がありません。
あっちに滑り、こっちに滑りで、何もない地面を歩く時よりもはるかに多くの歩数を費やすことになります。一度は、雪に隠れて見えなかった木の枝につまずき、まるで柔道の体落とし(私の好きな技!)で相手に投げられたように地面に叩きつけられました。しかし、フワフワのダウンの布団のような雪面ですから、痛くもなんともありません。ほとんど濡れもしません。
結果として、今日は歩数では1万7500歩、距離は12.25キロ、時間では約4時間と驚異的な数字をスマホが示しました。道理でかなり疲れました。
上の写真、これダフィン・クリークという渓流なんですが、ほとんど全面的に雪がかぶさっていて、チラッとしか水の部分が見えません。ということは渓流の表面が凍っているので、雪がカバーしているわけです。この渓流は水が勢いよく流れているのに、表面が凍ってしまうのです。ちなみに今日は久しぶりに1桁台の氷点下で9℃前後でした。
このトレイルの”シンボル的存在”、「恐竜ツリー」(👆)の背中にもチラッと雪が乗っていました。それから、このトレイルには私が好きな「赤い実のなる灌木」があるのです。今日も写真、撮りました。
花が咲いて散って、実が出てきてずーっと冬の間中でさえ、こうしてたわわに実っている。これってほんとに素晴らしい灌木です!
おしまいに、今日は珍しく100%ブルースカイの晴天ではなく、曇り空でした。それでも、作物が何にもない畑の上に現れたグレイの空にも、得も言えぬ魅力がありますね。