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【カナダ・ニュースの屑籠から】盗まれていた高級車の「駐車違反チケット」2枚が車所有者に郵送されてきた! どういうこと?

5日ほど前、カナダの公共放送、CBC に報道された、ちょっと古ネタのニュースですが、興味深い点がいくつかあるので紹介させてもらいます。

去年10月10日、トロント市西郊オークビル市に住む男性、ダニー・Latincic (この苗字の発音が定かでないので、以後、ダニーさんと表記)さんが、自宅ドライブウェーに止めていた車(2018年レクサス RX350)がなくなっていることに気が付きました。防犯カメラには、その日の早朝、複数の車泥棒がレクサスに侵入し、盗み去っていく場面が記録されていました。

ダニーさんは、すぐ警察に連絡し、防犯カメラの画像を提供しました。翌日には、オンタリオ州運輸省の担当局に盗難車の報告もしました。

ダニーさんが驚いたことには、その後、10月11日と19日の2回、オークビル市の東隣にあるミシサウガ市の違法駐車担当局から、駐車違反のチケットが発行され、郵送されてきたのです。

盗まれた車が違法駐車し、そのチケットが車の所有者宛てに送付されてきたというわけです。

すべて後でわかったことですが、結局、その駐車違反の罰金はダニーさんが支払う必要はないということになったそうです。それと、もし駐車違反を取り締まる係官が、違反チケットを切る前に、そのナンバープレートを検索して、盗難車として警察あるいは運輸省に通報されているものかどうかをチェックできれば、その場で車を押収、持ち主に返還することが可能になったのではないかということです。

現時点では、その情報の共有ができていないということが明らかになってきました

ダニーさんの車は結局、発見されることはなく、彼が入っていた保険でそれに代わる車を取り戻すことはできました。

業界の専門家は、このようなプロの自動車泥棒集団は手口が巧妙になり、技術的にも進歩してきていることから、盗難防止には最新、最善の装置、手段などを講じた方がよいとしています。

盗んだ車を犯行直後にあちこちの公共の駐車場に故意に駐車させるのは、プロ集団が盗んだ車にGPS追跡機能が装着されているかいないかをチェックするために行う「クーリング・ピリオド」と呼ばれる行為だそうです。

詳しい記事の原文、写真などは、以下のURLをクリックしていただくと見ることができます。 (注:ヘッダー写真の車は筆者のもので高級車ではありません。笑)

https://www.cbc.ca/news/canada/toronto/ticketing-stolen-vehicles-1.6700756

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