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近況(2023年の仕事や私生活)

「1年の振り返りは雑記程度でも書いておくといい」というツイートを見て、「おっ、そうだな」と刺激を頂いたので、noteにざくざくと書いておくことにしました。

仕事

マネージャーをやめた

以前に書いた通り。

言い方を変えると「プレイヤーに戻った」年でした。戻ってからしばらく経った後に「マネージャーをやった前と後で、プレイヤーとしての世界の見え方って何か違いました? 何か思ったことはありましたか?」と後輩君に聞かれて、パッと口に出たのが次のような内容。社内ではシェア済でしたが、自分のためも兼ねてここにも記載しておこう。

・マネージャーはチーム外に活動を説明する責任が多かれ少なかれ生じるので、「この活動は果たして対外的に説明可能か?」を考える振る舞いが染みついた実感がある

・マネージャーは「ざっくりとしか現場を見れない」はありがちで、なぜならもっと影響が大きい抽象度が高い課題と向き合う必要があるから、というのがよくわかった。そこから、マネージャーに共有すべき情報の粒度や頻度への理解度が多少は上がった気がしている

・「給与面談で何をマネージャーに伝えておくといいか」あたりの解像度が上がったのが、何やかんや変化としては1番わかりやすいかもしれない。転職時にも役立つ視点が手に入った気はしている

・マネージャーの「プレイング」比率に絶対的な正解はなく、その時点のメンバー編成、チーム内のスキルセット次第でメンバーがプレイングにアクセルをどれだけ踏むべきかを判断する必要があるとわかった。自分がマネージャーをやっていたときの失敗の1つはこれで、できるだけ手を動かさないほうが望ましいと思いすぎていた節があった。プレイヤーに戻って実感したことの1つ

・自分の場合は1年半ほどマネージャーをやってみて、ある種ライトにプレイヤーに戻った。これはこれでいいこともあったと思うが、腰を長く据えることで得られた経験もあったとは思う。なぜならビジネスや組織の状況など、そのときの環境次第でマネージャーとして得られることはどうやら少なからず違いそうだから。たとえば自分の経験期間では、事業マネジメント経験はがっつり積めた感覚が正直乏しい。サクサクいろいろな立場を経験して得られることもあるが、一方で腰を据えて長く務めることで得られることもあるのだと思った

「社内で最も売り上げているプロダクトのプロモーション」の世界を知った

マネージャーを辞めたタイミングで、kintoneというプロダクトのプロモーションチームに異動しました。kintoneは自社内で今もっとも大きな売上を築いているプロダクトです。

もともとプロモーション担当のひとりではあったものの、こういう社内で最も大きな売上を生み出しているプロダクトど真ん中のプロモーションチームに異動すると、外から見えていた以上に「すごい世界だ」と思うことが多かったです。

社内にも社外にも関係者が多い。そうすればお問合せも多い。それに負けじと(?)ヒトやカネが相当プロモーションに注ぎ込まれており、活動の量も規模もすごい。などなど・・

また、こうして関係者も多く相当のリソースが割かれているプロダクトにがっつり関わるとなると、相応のレベル以上の企画・実行力が求められ、自分の未熟さもよく感じました。プロモーションより上段の「事業」に対する理解がいかに足りていなかったかも痛感しました。

それだけでなく、kintoneのビジネスを語る上で欠かせないパートナービジネス関係の仕事もたまたま引き受けることになったおかげで、パートナービジネスの世界も目撃できて、ここでもいかに自分が自社のビジネスを知れていなかったかをつくづく学びました・・。

そんな感じで、マネージャーを辞めて、無力感と共にある種の学び直し(これもリスキリングなのか?)はできている気がしており、まあそういう意味でよかったのではないかと思いました。来年は「この仕事、やったったぜ」と自信を持って年末を迎えたいところ。

あ、無力感とは言っているものの、普通に楽しんでやってます。知的好奇心がよく刺激されたような感じ。

サイボウズオブザイヤーのマーケティング本部賞をもらった

わーい。

サイボウズオブザイヤー マーケティング本部賞をいただきました。来年もがんばります。賞状には記されていませんが、「学びに貪欲」と口頭で評価コメントを頂けたのが特に光栄でした。

Posted by 吉原 寿樹 on Wednesday, December 20, 2023

プライベート

パートナーと同棲して婚約した

思いがけず急でした。いずれもお相手に背中を押してもらってという感じ。マイペースな自覚があるので、他人と暮らすのって大丈夫だろうかと同棲を決める直前まで渋っていたものの、意外と大丈夫でした。食洗機、ドラム式洗濯機、ロボット掃除機、Alexa、B/43など、いろいろなテクノロジーに助けてもらって平和に暮らせています。このあたりのこともどこかで紹介してみたい気はする。

よく聞かれる or 勘違いされるのですが、入籍はまだしてません。覚えやすい日で、お互い都合よく役所に行けそうな日で、可能なら縁起がいいと言われる日で・・とか考えて地味に難しいねとなってます。事前に書類も準備せねばだし。あと、選択的夫婦別姓が実現していない世の中なのも行動を億劫にしてくる1つです。ライフステージが変わると、政治との距離感が変わることもあるものですね。

ひとりの生活ではなくなったことによって、未来の見通しが難しくなった感はあるなとも感じています。まあ「ひとりで自由に暮らすのはもうこのくらいでいいか」と思ったから、こういう人生を選ぶことにした節があるので、ある意味では期待通りではあるものの、とはいえ人生を読みづらくなったことで心配がないわけではないという。どうにか楽しく生きられる方向に人生を倒していきたいと改めて思うようになったイベントの1つでした。

会社の軽音楽部が完全に楽しかった

コロナ禍らしい制限が基本的にはなくなったので、活動が本格再開した1年でした。コロナ禍のあいだに実は入社していた軽音クラスタな人々がポツポツと参加してくれたり、コロナ禍前に参加してくれていた人が引き続き参加してくれたり、帰ってきてくれたり・・

社内イベントにも呼んでいただけて、オフィス内で派手にライブもできました。いつも働いているスペースに機材をほぼフルセットで入れて、爆音を鳴らす気持ちよさよ。少なからず背徳感もあったな、あれは。

いろいろ遊んだ

パートナーとのお出かけが多かったですね。

習い事に投資した

パーソナルジムと料理教室に通い始めました。人生で末長く役に立ちそうなスキルや、日々を豊かにしそうなスキルには積極投資していく作戦。↓をひっそりと参考にしていたり。

特にジムは「今まで自分がいかに日常的に不調だったか」を実感できて、インパクトがすごかったです。「筋トレはいいぞ」とみんなが言う理由がよくわかった。

習い事ではないですが、「服を着るならこんなふうに」というメンズファッション入門マンガにもお金を突っ込みました。即実践はできていないですが、街中で見かける服装への解像度は上がったし、理屈として考えられることは増えました。まあそのうち結果として表面に表れるかもしれないし、面倒になって何も変化としては表れないかもしれない。

いろいろ読んだ

本はポツポツ読みました。特におもしろかったのはこのあたりかなあ。

  • マーケティング思考 業績を伸ばし続けるチームが本当にやっていること

  • BtoBマーケティングの定石 なぜ営業とマーケは衝突するのか?

  • THE MODEL

  • 営業を変えるマーケティング組織のつくりかた ~アナログ営業からデジタルマーケティングへ変革する

  • チームワーキング ケースとデータで学ぶ「最強チーム」のつくり方

  • みんなのフィードバック大全

  • キャリアづくりの教科書

  • ゼロからわかるファイナンス思考 働く人と会社の成長戦略

今年はビジネス書が多かったので、来年はそれ以外もよく読みたい。エッセイとか小説とかも。

「来年はもっと読むぞ」と思うのが毎年末あるあるだった気がするけど、今年はそれがない。結構読めた感覚があるのかもしれない。

その他

  • ゲームは龍が如く7と外伝、ゼルダToK、スプラ3をよくやってました。来年は何より龍が如く8が楽しみ

  • iPhone 11 ProからiPhone 15 Proに乗り換えた。写真もすごいけど動画が特にすごい。楽しい。みんなうれしいUSB-C。iPad Proもそろそろ買い替えたくなっており怖い。円安…

  • Twitterの先行きが怪しくなったあたりからThreadsによく出入りしてました。今も出入りしてるけど、ThreadsのおすすめタイムラインがTwitter以下の質になってきたので(詳細はここに書いた)主軸はTwitterに戻そうかなと考え中…。ちなみにこの変化をきっかけに、RSSリーダー生活が復活しました。アルゴリズムによってフィルターされないWebメディア購読もなかなか乙なものです

  • そういえば仕事でもプライベートでも思いましたが、Webにおける広告宣伝の世界は今年はだいぶ混沌としていましたね…。自分も仕事でサードパーティCookie廃止対応に追われてる身なので、Togetterさんのnoteには同情せずにいられずでした

終わり

仕事もプライベートも世の中も、変化が多い1年でした。その割に会社の人を除くと話す相手がかなり固定的だった気もするので、来年はもうちょい外を向いてみてもいいかなあと少し思うところかも。

生きていれば苦々しさも酸っぱさも感じることはあるけど、それでも楽しく生きていきたい日々ですね。来年もよろしくお願いします。

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