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「もしものとき」は、思ってる以上に高確率でやってくる

保険のCMなどで、「もしものとき」や「万が一」という表現がよく使われますね。

それは、実は思っている以上に、誰にでも高確率でやってくるのでは?ということを改めて確認する記事です。


ここでいう「もしものとき」は、病気や怪我、事故、その他何らかの理由で働けなくなったり、それまでの日常生活を継続するのに支障が出る、という事象全般のことを指すとします。

いくつかの例で見ていきましょう。

※なお、この記事ではおよその確率がざっくり分かればよいので、正確な数値にはこだわっていません。

日本人の2人に1人はガンにかかる

生涯のうち、ガンにかかる確率は2人に1人と言われています。
50代後半から顕著に増えますが、50歳未満でも3~5%くらいの人はかかる可能性があります。
つまり、若くても30人に1人くらいはかかる可能性があるってこと。
治るとしても入院や手術、専門の治療が必要になるので、日常生活は脅かされます。

50歳前後で入院や手術が必要になる確率はおおよそ 10%〜15%

ガンは「生涯」で出しましたが、働き盛りの50歳前後で、入院や手術が必要になる確率を出すと、10~15%となります。

ガン以外にも、他の内臓疾患や、整形外科的な手術なども含みます。
7~8人に1人、というと、かなり高い確率ですよね。

交通事故で怪我をする確率は25~30%

日本の年間の交通事故の負傷者数は、約35万人(2022年)。

人口比でいうと年間0.3%ほどですが、生涯80年に換算すると、人生のうちで交通事故で負傷する確率は25%くらいになります。
これでも1990年代に比べると、大幅に減っているそうですが、交通事故で負傷する確率は、決して低くありません。

生涯で何らかの精神疾患にかかる確率は20%

なんと、5人に1人は生涯のうちで何らかの精神疾患にかかるそうで、さらにこの数値は増加傾向にあります。

うつ病や不安障害、統合失調症、アルコール依存症など、さまざまな精神疾患を含んでいる数字です。

精神疾患は、近い将来には、いわゆる生活習慣病よりも脅威になる、という説も濃厚です。

おそらく、データに出てくるのは病院にかかった人の数だろうから、診察を受けない人も含めると、もっと多くなりそうな気がしますね。

メンタルの不調によって、長期にわたって健康的な日常生活がおくれなくなるリスクは、性格によらず誰にでも起こり得ることです。

結婚したカップルの約3組に1組が離婚する

これも有名なデータ。
日本での結婚1000件あたり約35%前後が離婚する、というデータがあります。
そもそも、結婚する件数も減少してますけどね。

身近なところでも、離婚は全然珍しくないですよね。
珍しくないからと言って、特に子供がいる家庭では、シングルでの子育ては大変で、生活が脅かされることには違いありません。



「万が一」とは?

このように具体的な数値で見てくると、上記のうち1つ2つでも当てはまるという確率は非常に高いことが分かります。

むしろ、一生涯の間、ほとんど病気や怪我もせず、大きなトラブルにも遭わず、家庭も安泰で人生を終えることができる人こそ「万にひとつのこと」じゃないかと思えてきますね。

若い頃は、自分の身に降りかかる「もしものとき」や「万が一」は、あまり考えたことがなかったと思いますが、普通にすぐ近くにあるのだな、と改めて認識しました。

現に、自分は「思いもよらぬ形」で会社を休職→早期退職してしまったわけで。

浮き沈みの激しいIT業界だったので、「万が一」があるとしたら、会社が倒産したり、リストラに遭う確率のほうが高いと思っていました。

人生は予測不可能、ですね。

明日死ぬかも知れません。

だから、今日という日をゴキゲンで過ごしましょう。



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