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息子の算数の計算から感じた生きやすさのヒント

おはようございます。よっしーです。

小学5年生の息子が学校のテストでやっている問題。
結構難しいなと感じてやってみました。

初め”えっ”となる感じ。
小5でこんなのやってんのと。

問題はこれ

1.25×6.4 を 125×8=1000 であることを利用して解けと言う問題。

では しばし、考える時間として余白を。








どうですか?解けましたか。
もしくは解き方イメージつきましたか?


やり方は何通りもあると思いますが、こんな感じ。

1.25×6.4

それぞれ100倍して125×640

640を分解して125×8×8×10

125×8=1000が出てきたのでこれを当てはめると、
1000×8×10

もう簡単。

これを解いて80000。初めに100倍ずつ(×10000)しているので
10000で割り返して答えは8。


もっと簡単な考え方あるよという方もいると思いますが、僕は算数や数学が得意でもないのでその辺はちょっとご勘弁。


僕がこのことを通じて感じたのは、「ぎょぎょっとした問題、課題に”ありもの(いまあるもの)”で何とかしていく、そしてそれでよい。」と考えれるとラクになるということ。


難解な問題や厄介な問題に直面する毎日。

一つ一つ丁寧に十分な準備をして臨みたいと考えがち。

でも、その準備を十分にしている暇がない。
こっちをやっていると、別の課題が発生したり、他人からまだかとせかされたり。
時間かけてやったのに方向性が違うとか、言いたいことが分からないとか言われて苛立ったりモヤモヤしたり。

あるあるじゃないですか。

だから今のありもの、自分が持っているものでどんどん淡々と処理していく。

思いついたものや薄っぺらく聞いたこと、生半可な知識や経験、今あるものでどんどん突き進んでいく。

どんなに準備しても相手が思う完璧は作れないから。
どうせならこっそり、手を抜いていく。

それでいいと思うようにする。

そして一旦その問題や課題を手放していく。
捨てるのではなく、一旦わきに置くということ。

球をもっていない状態、投げ返した感じを常に意識する。

球がたまり始めるとどんどんみんな投げてくる。
「あいつはキャッチするのがうまい。」ということで。

それで球を持ち始めると、初めは「仕事ができるよね」とか「いつも丁寧に仕事やってくれるよね」とか言われて、気分がよくなるのは束の間。

次の瞬間には球であふれかえって、焦りといら立ちが出てくる。

この状態になると、真面目な人は必ず、最終的に”できない”、”できなかった”自分を責める。

これが長期的なモヤモヤの原因であり、モチベーションを下げる要因になる。僕の経験上。

だから球は溜めずに投げ返す。

このマインドセットを変えないと、どんな仕事をしてもどんな職場でもモヤモヤは晴れない。

中途半端でいいし、生焼けでもいい、料理しなくてもいい、素材のまま出せばいい。

完璧主義をすてる。

今あるものでどんどん返すこれを自分に許可する。


そんな思考の習慣がつき始めると結構ラクになります。
これほんとに。

ブリコラージュという言葉があります。

これは元々はフランス語のbricoler”ごまかす”という言葉が由来となり、寄せ集めるという意味の言葉。

冷蔵庫の中身を見て、これで何ができるか。

と考えるのに似ていると思う。

ブリコラージュ(Bricolage)は、「寄せ集めて自分で作る」「ものを自分で修繕する」こと。「器用仕事」とも訳される[1]。元来はフランス語で、「繕う」「ごまかす」を意味するフランス語の動詞 "bricoler" に由来する。

ブリコラージュは、理論や設計図に基づいて物を作る「設計」とは対照的なもので、その場で手に入るものを寄せ集め、それらを部品として何が作れるか試行錯誤しながら、最終的に新しい物を作ることである。

wikipediaより

長時間かけて設計せず、今目の前にある情報や自分が持っているもので作り上げる。

PDCAでいうと、PしすぎずにどんどんDoしていく。

それが、完全かどうかは考えない。
そんな考えは捨てる。

それでよい。良しとする。そして一度決めたら手放す。

あるあるで、時間をかけて頑張った割に、上司からは評価されなかった。ということ。

自分で考えすぎて、自分だけの世界でよいと思った方に持って行ってこれが受け入れられなかったということ。

そしてこれをやるとモチベーションが下がりやすい。
だって頑張ったのに認められないんだから。

質を追求するのではなく、スピードを追求することに切り替えるといいんですよね。そしたら、結果として質はついてくるし、一人で悶々として頑張って質を出すよりも投げ返してキャッチボールするうちに出来あがっていく質の方が実はレベル高くしかも早く質が担保されていくんですよね。

だから、質より、スピード、回数(量)として、自分のマインドセットにパラダイムシフトを起こすとよいです。

質より量というと、ネガティブに聞こえる場合は、質より場数と捉えたいですね。

小学生の算数の問題に戻ると、

正解しなければいけないという前提のもとにやりますが、僕たちが日々遭遇する様々な課題や問題は正解が何かわからないところから始まることが多いです。

だからこそ、万人に受け入れられる解を出来るだけ考えて準備して時間をかけて出しがちだけど、「間違っていてもよい」という前提を自分の脳みそにセットして今あるものだけで淡々とやっていく。


指摘されたらその時にまた考えればいい。
指摘がキャッチボールです。

小学校のテストで言うと、頑張ってやった結果が✕だったら、✕になった時にもう一度考えればよい。


「はじめから正解する必要性:完璧さ」、「質>>スピード・量」を自分の中のマインドセットから外してあげると、生きやすくなるし、仕事しやすくなる。


みつをさんの言っていることの意味の一つだと思うんだよな。

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