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言葉足らずの片想い “少女”
「少女」は1984年4月1日発売 村下孝蔵さんの7枚目のシングル この曲は中森明菜さんが歌うイメージから出来上がったというが、歌詞は幼くして病気で亡くなった村下さんのいとこをモデルにしているという話もネット上ではよく見かける。 そう思って改めて歌詞を読むと・・・ 「白い壁を染めて草笛が響く丘」 丘の上に建つ病院? 「かすりの着物おさげ髪には」 病院着? 「青いホタル 今も甘い水を探して」 死の暗喩? 「セロハン越し のぞいて見ていた 大きな空に」 小児病棟の窓にはよくセロハンが綺麗に張られてたりする そんな病室から空を見ていた? 「あはれ 恋も知らないで まつげ ぬらした 少女は」 恋をすることもなく・・・ まぁ、村下さんの楽曲は日本語の歌詞の美しさとは裏腹に、解釈に若干戸惑う表現も多いのであまり深く考えても仕方がないかもしれない。 今回も、素直に「僕だけの少女」子供の頃気になっていたあの子を想いながらAIお絵描きに挑戦です。 村上保さんのイラストの少女を元にAIに学習してもらって、実写にするとこんな感じの子なのかという感じで出力結果を選択し学習を繰り返してもまだまだうまくいきません。特に走るとか動作を指示すると途端に作画が崩壊するし、「眼鏡をかける」という一言で別人になるし(メガネっ子は需要が無いのか?)・・・難しいです。 「言葉足らずの片想い “少女”」 中学3年 春・・・ 打ち込んでいた部活は初戦敗退であっけなく終わり 夏・・・ 陸上の練習に夏休み返上で駆り出され やる気の無い僕は同じ種目を練習する君たち下級生の前でふざけながら過ごしてた 君はそんな不真面目な僕をいつもニコニコと笑いながら見ていてくれた 秋・・・ 一つ下の君のクラスに僕のことを好きな子がいると噂になった 噂の出所は教育実習の先生だったけど、結局誰かは分からず終い たぶん違う、違うんだけど・・・ 君だったらいいのにと思ってた いつか見た僕だけの・・・想い出の中の君 冬のあの日、二階の教室の窓から校庭の僕を見ていた君の瞳が忘れられない
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言葉足らずの片想い “陽炎”
「陽炎」は1982年4月21日に発売された村下孝蔵さんの4曲目のシングル「ゆうこ」のB面に収録。 別れた彼女の写真を見ながら想い出を辿るという村下さんの楽曲によくあるシチュエーションですが、非常に静かで穏やかな雰囲気の曲調で、村下さんの優しい歌声とともにこの曲の主人公は彼女を今も愛していることがうかがえます。 彼女との別れは喧嘩別れではなく、もしかしたら死別だったのかもしれません。 私の勝手な解釈ですが・・・ さて、「陽炎」を私の子供の頃の心象風景に勝手に当てはめるなら・・・ 片想いの女の子の写真が欲しいけど、好きな子に直接話しかけたりできないから、写真部でも頼まれたわけでもないのに学校行事の度にカメラを持参してクラスメイトの写真を撮っていました。 だから、卒業アルバムには私の撮った写真がたくさんあり、もちろん彼女の姿も。 カメラ越しだし、他の子も写っているんだけど、それでも彼女がこちらを見て笑ってくれる姿が嬉しかった・・・というネガティブな思い出。 だから、スマホ越しでしか好きな男の子に話しかけられないという2年前に公開された「初恋」のミュージックビデオが結構共感できるですよね。 今回アップした動画は、村下さんのジャケットの多くを手掛けた村上保さんのイラストと「初恋」のモデルのイメージになった三田寛子さんの映像をAIに学習してもらって、イラストの女の子を実写化したらどうなるかの試行錯誤の結果です。 学習時間が足りないのだろうけど、もう少し女の子のイメージに統一感が欲しいのだけど、まだまだ試行錯誤中です。 「言葉足らずの片想い “陽炎”」 君をずっと見ていたいけど 僕は君に話しかけられない… 目を合せることもできない… でも ファインダー越しなら君の笑顔を見ていられる ファインダー越しなら君に声をかけられる 「撮るよ」「はい、チーズ」
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言葉足らずの片想い “同窓会”
「同窓会」は村下孝蔵さんの26枚目のシングルで1998年10月発売 翌年1999年6月に村下さんが急逝されたので、これが最後のシングルになった 同曲が収録されている「同窓會」というタイトルのアルバム制作中の突然の訃報だったらしい 動画に使用した音源はアルバムバージョンですが、シングルバージョンは普段のレコーディングでは何故か自らギターを弾かない村下さんが、ご自身でギターを弾いて収録したそうです 二人三脚で曲作りをしてきた村下さんと須藤プロデューサーの関係にひと区切りをつけるような感じを同窓会に込めていて、興味深いのは須藤氏によれば「初恋」の続編という意味合いもあるらしい 「初恋」を経験した“僕”は「気持ちをいえなくて せつなさ握りしめ」卒業し、大人になって学生時代を懐かしんでる… 動画は村下孝蔵さんの楽曲「同窓会」の歌詞を使ってお絵描きAIが生成した画像で、私の学生時代の心象風景を表現してみました 「言葉足らずの片想い “同窓会”」 高校時代、片想いのあの子 君はただのクラスメイト 卒業式の朝、君は僕の席に来てメッセージカードを手渡してこう言った 君「メッセージ書いてくれる?」 僕「うん」 君「全員に書いてもらったつもりだったけど、数えたら一人足りなくて」 僕「…」 高校最後の想い出は僕のことを「忘れてたぁ」と無邪気に話す君の可愛い笑顔だった あれから二十年… 街で偶然君を見かけた 君は中学生ぐらいの女の子と一緒で、君を見て立ち止まる僕に気付いた君は「久しぶり」と声をかけてくれた 君が僕を憶えていてくれたことがただうれしくて… それから二十年… どうしてなんだろう あの頃をいつも思い出してる
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言葉足らずの片想い “かざぐるま”
村下孝蔵さんの「かざぐるま」は1986年に発売された9枚目のシングル。 静かに内に秘めた思いを吐露するような楽曲が比較的多い村下さんの唄の作品の中で、かざぐるまは想い人への強い情念を感じさせる。 「叶わぬ恋」の相手は、単純に片想いの相手なのか?不貞関係なのか? 動画は「かざぐるま」の歌詞を利用してMemeplexで生成したAIイラストを使って私の子供の頃の心象風景を表現してみました 「言葉足らずの片想い “かざぐるま”」 土曜日の放課後、通り雨、生徒玄関に傘を持たない君 青春モノあるあるが目の前に訪れた瞬間… でも僕は主人公にはなれない 「途中までなら」と、君に傘を差し掛けたのは一緒にいた僕の友達 相合い傘で歩く二人の背中を僕は黙って見ていた… 月曜日の朝、教室の隅で僕は独り… 僕の傍に君が来て「雨に濡れたから風邪ひいちゃった」とつぶやいた あの日…友達と駅前で別れ、雨の中を走っていく君を僕はただ黙って見送った あの時…声をかけて傘を貸していたら、君は僕の隣も歩いてくれただろうか? 「もしかして…」という想いと「ありえない…」という現実が 頭の中でくるくる回り続ける
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言葉足らずの片想い “かすみ草”
村下孝蔵さんの楽曲「かすみ草」はジュディ・オングさんが歌った「花たちの扉」(10回ひろしまフラワーフェスティバルテーマ曲)の歌詞を少年時代の情景に変更しセルフカバー、1986年のアルバム「かざぐるま」に収録。 村下さんのファンじゃなければ多分聞くことはないだろう。 この曲も「かげふみ」同様子供の頃を思い出し郷愁を誘う。 動画は「かすみ草」の歌詞を利用してMemeplexで生成したAIイラストを使って私の幼い頃の心象風景を表現してみました 「言葉足らずの片想い “かすみ草”」 小5 君に意地悪してたのは嫌いだった訳じゃないけど 君への気持ちが何か分からずもどかしくて あの日スカートの君の足を引っかけて… 派手に転んだ君は一日中不機嫌だった 放課後、君の問いに僕は言葉を返せず 君がため息交じりに残した言葉が僕には重かった
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言葉足らずの片想い “かげふみ”
村下孝蔵さんの「かげふみ」は1984年に高田みづえさんに提供した楽曲で、個人的には高田みづえさんバージョンが当時から好きだったんだけど、残念ながら2万枚とあまり売れなかった。 村下さんご本人のセルフカバーバージョンはアルバム「花ざかり」とベストアルバム「歌人〜ソングコレクション」に当時収録されていた。 郷愁を誘う名曲なので、皆さん是非聞いてみてください。 動画は「かげふみ」の歌詞を利用してMemeplexで生成したAIイラストを使って私の幼い頃の心象風景を表現してみました 「言葉足らずの片想い “かげふみ”」 小学2年 同じ班の君はいつも僕の傍にいた 学年末大掃除、手を繋いで歩く流し場への廊下 君は何かを一生懸命話していたけど、 何を話していたのかは想い出せない ただ君の小さな左手が柔らかくて温かくて 君を見ていると心も温かかった そんな日がずっと続くと思ってた… 新学期、教室にいない君 先生の話す「転校」という言葉が理解できなかった僕 君に会えないのが悲しくて 明日はきっと会えるはずと信じてた
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言葉足らずの片想い “初恋”
村下孝蔵さんのジャケットのイラストと「初恋」のモデル三田寛子さんのイメージをMemeplexAIに学習させて、初恋の歌詞と自分の片想いの心象風景を加えて生成したAIイラストを繋げて動画にしました。 「言葉足らずの片想い “初恋”」 君と僕は同級生でバレー部で 教室校庭体育館、いつでも笑顔の君を探してた 放課後の教室、手紙を持つ君、淡い期待… それは女子バレー部の先輩に頼まれたという手紙 先輩が僕に好意を寄せてくれたことと幾つかの質問が書かれていた 君は先輩の手紙に答えて欲しいと僕に言った あの時何故僕は君の前で手紙を読んでしまったのだろう 今も憶えている「好きな人はいますか」と書かれた文字 「僕が好きなのは君」と言える訳もなく 言葉に窮した僕は君に手紙を突き返し 困り顔の君を見るのが辛くてそこから逃げた 君は唯のクラスメイト…自分に言い聞かせ