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学びの秋⁈
日本時間9月22日の未明、アメリカFRB 連邦準備制度理事会が、大幅な利上げを発表。
そして同日正午前に、日銀の「大規模な金融緩和の継続」が公表され、日米の金利差の一層の拡大が鮮明になり、約24年ぶりに一時1ドル=145円台に突入した。
午後3時半、日銀の黒田総裁は会見で「当面金利は引き上げるということはない」と発言。当面とは?と問われると「2~3年後の話として考えていい」との認識を示したことで円は145円台後半まで下落した。
それが午後5時ごろ、1ドル=145円80銭程度から急に円高に振れ、約1時間で5円ほど円高が進んだ。
ついに、財務省ー日銀は為替介入に踏み切ったのだ。
私個人の話だが、数日前に証券会社から提案された投資案件を一旦は手続きを進めたが、このアメリカFRBの発表と日銀の発表の間にストップをかける電話をしていた。
今回の政府・日銀の為替介入は対処療法であり、その効果は限定的であろう。
では、「失われた30年」「経済成長が低い」「中間層の沈下」などいわれる中で、その要因として金融政策によるものはどのくらいのインパクトなのか。
大きな要因は日本の社会全体が他国に対して遅れをとっていることと考える。
まずは国家レベルでの教育の政策に問題がある。社会に出て役立つ実践的な知識を教える場は限定的であり、自らビジネスを立ち上げるマインドもまだまだ低い。
企業はどうか。いまだに年功序列の人事制度を採用し続けている会社も多い。また環境変化に対応するためイノベーションによる新商品・サービス開発に積極的な企業は多くはない。
個人においても、自ら目の前の仕事の生産性を高め、課題を見出し、改善に向けて提案し、周囲を巻き込んで実現に向け推進しようとしているだろうか。
所属企業内のみならず市場における自分の価値を高めようとしているだろうか。
2週連続の台風に見舞われ、秋の行楽シーズンが台無しになった方も多いと思うが、そんなときこそ「学びの秋」にしてみてはどうか。
私は季節限定のモンブランケーキを食べ「食欲の秋」も少し満たしながら、自分の将来のビジネス上の課題の「学び」をする休日を送っている。