想像力がもたらす弊害と恐怖の増長について考えてみる
今日は1万歩くらい歩きました。
自然豊かな場所に行けばリフレッシュできるだろう、との夫の気遣いです。
そして、その自然の中での散歩を通じて感じた、現在の私の状況について書いてみます。
想像力がもたらす弊害
適応障害になってから、どうも想像力が悪い方向に飛躍している気がします。
例えば、ただの影が怖い人物に見える、など。
夜中に起きてしまい幻覚のようなものを見て恐ろしくなり、ベッドで身動きが取れなくなることがこれまでも何度かありました。
自分で怖いなにかを想像する → 恐怖に脳が支配される → 強迫観念的にさらに怖いものを想像する ・・・以下ループ。
今日の散歩中も恐怖心に襲われた場面が多かったです。
散歩した場所が自然豊かだったので、虫が多かったんですが、ほんの小さな虫に過剰に恐怖を感じました。
例えば蝶。
街中では見れないような、綺麗な色の蝶や、めずらしい模様の蝶に出会えました。
以前なら、自然豊かな場所だとこんな珍しい生き物に出会えるのか!と感動していた場面です。
しかし、今日は恐怖に支配され、ギャー!と叫びながら夫に引っ付きとにかくその場から走り去りたい衝動に駆られました。
というのが、蝶を見ると幼虫の姿(イモムシ)を想像してしまい、蝶が飛んでくるとイモムシがこちらに飛んでくるような感覚になってしまうのです。
蝶は動きも不規則なので余計に怖いんです。
虫が苦手なだけでは?とも考えられますが、以前はこのようなことはなかったので恐怖に対する防御的な思考が強まっているのかな、と。
宙に浮いている系がどうもダメです。
こちらに飛んできてくっついてしまう、ということまで想像してしまって怖いからです。
イモムシも、地面にいるのは平気で、葉っぱについているのはダメ。とか。
前まではキャンプや森の中の散策が好きだったのに、この調子では行けそうにないです。
恐怖心というのは厄介で、暴露療法などを通じて「大丈夫なんだ」と思えないまでは回避行動をとってしまうことが多いと思っています。
これまで平気だったことが平気でなくなること。
これは辛いですね。
そしてその恐怖を乗り越えるようとすること。
これは簡単なことではないです。
人間関係の問題でもないし、虫は苦手な人も多いので無理に平気になる必要はないと思いますが…。
今回のことで、改めて「恐怖」というのは自分の脳が作り出しているんだなと気付いたわけです。
恐怖の増長について
一度作り出された「恐怖」について、冷静にその感情を切り離し、客観視できれば感情は少しずつ小さくなってくれると思います。
しかし、「恐怖」は強烈な感情なので、まず距離をとることが難しく感じます。
特に、今回のように虫と対峙している場面では冷静になれない。
これを、普段の生活に置き換えてみます。
仕事で苦手な仕事のシーンを思い浮かべます。
私の場合は、知らない人やお偉いさんがいる大人数の会議です。
会議のためにスクリーンにパソコンの画面を投影しなければなりませんが、大勢の人に見られている気がして緊張します。
また、オンラインで参加する人もいるので、オンライン会議の設定や接続も必要です。
マイクやビデオ設定がうまくできないと参加者が「シーン」となり気まずい空気が流れます。
そうなると、
(虫とは全然違うんですが(笑)、)
「みんなが私を見ている」
「無能な奴だと蔑まれているのでは」
「会議の内容に集中したいのに、準備のことで気を紛らわさないでほしいと思われているに違いない」
「会議くらいスムーズにやってくれよと陰で言われるはずだ」
などと、トラブル中・会議中に想像力が悪い方に飛躍し、恐怖が増長されていきます。
想像力は、いい方向に使えれば、
○○が必要になりそうだから準備しておこう。
などと事前準備などに役に立ってくれます。
しかし、想像力が悪い方向に働くと、恐怖心や不安感を余計に増長させることになりかねません。
わかっていてもコントロールするのが難しく、自分の課題だと認識しています。
なかなか恐怖心や不安感に支配されている最中に冷静にはなれませんが、調子がいい時、普通の時も、あくまで感情は自分の「脳」が作り出している、ということを思い返すようにしたいと思っています。
休んだ方がいい時と感情をコントロールして立ち向かうべき時のバランス(難しい)
脳が感情を作り出している、だからコントロールも可能だ、と思う一方で、鬱のときはとにかく休みましょうということも言われますよね。
私は鬱ではなく、診断名は適応障害です。
ただ、最近は眠れなかったり好きだったことに興味がなくなったり、自分からは行動が決定できず夫に言われるがままに動いているなど、以前の自分との違いを日々目の当たりにし、このままだとなんだか取り返しのつかないことになってしまいそうだな、積極的に休んだ方が良さそうだ、と感じています。
しかし、仕事を辞めたりひたすら家で寝続けたりすることが必ずしも最良の選択肢とは思えません。
休むべきか、動き続けるべきか、この両者のどちらがいいのかは難しい。
結局は、どちらか一方に決め付けるというよりは、
休み休みいきましょう。
とか、
身体(心身の健康)が一番であることは忘れないでおきましょう。
とか
そういう感じになるのかなぁ、と考えています。
明日も休みですが、職場からの宿題的なものが出ていて、取り組まないといけません。
最近、復職直前や直後のような、嫌だとか辛いとかの感情がだんだん薄れつつあります。
良い傾向だと信じたいんですが、麻痺しているだけだったらどうしよう〜とも思っています。
指標がないので、体調や涙が出るか出ないか、とかを注意深く観察したいと思います。
あとはnoteの投稿も、本当に辛い時や疲れている時はできなくなるので、それも一つの指標かもしれないです。
職場の宿題をやらないといけないですが、睡眠も大事にしたいので、諦めて今日は寝て、明日一日中、やることになりそうです…。
とはいえ、休めるなら休んだ方が絶対いい!
休める方は、ぜひ、休みましょう。
私は事情あって休職できない身なので、なんとかしがみつきつつ、人生観や目標について考え直したいと思います。
休めるなら100%、休みを選んでいたでしょう。
睡眠が一番と主治医からも言われていますので、そろそろ寝たいと思います。
今辛い状況にある方が少しでも楽になる日が来ますように。
おやすみなさい⭐️