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【適応障害】減薬・断薬の記録

忘れないうちに書いておきます。

※薬のことは主治医や薬剤師さんに必ず相談することをお勧めします!

今回の記事は、薬の情報が少なく不安だったあの頃の自分に向けて書いてみます。

睡眠薬(睡眠導入剤)を飲むことについて

結論、寝れないのが一番まずい!

なので、眠れないなら薬に力を借りてでも寝た方がいい。

適応障害を経て理解したのは、
睡眠が取れないと脳🧠が正常に働かなくなる→適応障害の状態が悪化する→なのでまずは寝る
ということ。

私は子どもの頃から寝付きが悪かったこともあり、適応障害で眠りにくくなってからもそこまで深刻には考えていませんでした。

しかし、明らかに頭が働いていないと感じ、とにかく寝ることに重きを置くようにしました

服用していたのはゾルピデム(マイスリー)の10mg。

5mgスタートの方がいいというネットの情報もあり、最初は心理的なハードルが高く不安に。
ただ、飲んでみると気がついたら寝ていて長年の不眠が嘘のよう。

寝ること自体に苦手意識を持っていたので、これはすごい!と感動して欠かさず飲むようになりました。

しかし、いつかは薬を辞めたいと思っていたので、依存したらどうしようと不安でした。

回復してきた頃、減薬に踏み切る

仕事を辞める方針も固まり、大切な人(家族や友人)にも少しずつ今回の件を話せるようになってきた頃。

処方が10mgだったこともあり、まずは3/4に減らしてみました。

(錠剤が小さくて手では折れなかったので前歯でかじるスタイル。)

一気にやめようとするとかえって不眠が悪化してしまうことがあると聞き、慎重にスタート。

3/4で問題なく眠れたので、徐々に半分に減らしていきました。

この間、実家に帰ったり、義実家に泊まりに行ったりと普段とは違う場所で寝なければならない日があり、そういう日は一錠まるまる飲むようにしていました。(寝られないと怖いからね!)

遂に断薬へ。眠くなるまで寝ないようにした

自然と眠気を感じる日が増えてきた頃、一度薬を飲むのを辞めてみました。

ただ、やはり最初の頃はベッドに入っても眠れそうにありません。

潔くベッドから出て、リビングの薄暗い照明の中、眠くなるまで好きなことをして過ごすようにしました。

幸い、夫の理解も得られたので、何時まででも眠れるまでは起きていました。だいたい、2時〜3時くらいまでは起きていることが多かったです。

そのため、翌日は昼くらいまで寝ていました。

その生活をしばらく続けた後、意識的に午前中に予定を入れるようにしてみました。(通院など)

朝に用事があると寝不足状態で起きることになるので、その日の晩は少しだけ早めに寝てみるなど、少しずつ寝る時間を早めていくようになりました。

その他に試したこと:瞑想🧘

瞑想は得意ではありませんが、頭の中を空っぽにするために取り組んでみました。(現在も継続中。)

私の場合は、ベッドの中で色々なことを考えてしまって脳が興奮し寝られないという状態だったので、頭をなるべく空っぽにしてからベッドインすると効果的でした。

これからも続けたいと思っています。

主治医にはタイミングをみて相談した

まだまだ回復できていない段階で焦って薬を減らしたり辞めたりする必要は全くないと思っています。

早い段階で夫から「薬はやめたら?」と言われていましたが、睡眠をとってまず脳を回復させたいと説明し飲み続けていました。

主治医には、いろんな問題(仕事を続けるのか辞めるのか、家族にどう伝えるのか)がクリアしてきたあたりに、

「実は最近飲まずに寝れています」

と報告し、あっさりと処方が終わりました。

私は勝手に減薬と断薬をしてしまいましたが、本当は先に少しずつ相談するのがいいかなと思います。

(私の主治医はちょっと怖い人だったので、報告する時はかなりビビりましたが案外大丈夫でした。笑)

ちなみに…断薬のモチベーションはビールを飲みたかったこと🍺

私はビールが好きです。
ちょうどこの頃、夏だったこともあり無性にビールが飲みたくて仕方なかったんです。

服用していた頃はビールを我慢していたので、ビールを飲むことを一つの目標に薬をいつか卒業するぞ!と思っていました。

晴れて断薬に成功し、友人たちとビールを飲みながら餃子をたらふく食べたあの日。


嬉しかった!🥟🍻


適応障害になり、薬を服用していたことは、それだけを単体で見ればマイナスなできごとかもしれません。

しかし、今までならなんとも思わなかったビールが最高に美味しく感じたり、睡眠について苦手意識を変えられるようになったりと、悪いことだけではなかったと今は言えます。

睡眠導入剤に対する偏見もなくなりました。

この先の人生、また薬を必要とする日がくるかもしれないし、家族や友人が同じ悩みを抱えることもあるかもしれない。

そんな時は、まずは寝ることを優先してね、と伝えたい。

最後までお読みいただきありがとうございます。いただいたサポートは夢を叶えるための資金とさせていただきます。