![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116382271/rectangle_large_type_2_7002a48798b66984e9fa3f58290c53a7.jpeg?width=1200)
414. 「ジェンダー・クィア」とは何ですか?
「ジェンダー・クィア」とは、従来の男性または女性という二元的なジェンダーのカテゴリーに固定されない性自認や性表現を持つ人々を指す言葉です。
ジェンダー・クィアの人々は、自分自身のジェンダーを男性や女性とは限定しない、またはどちらのカテゴリーにも属さないと感じることがあります。
言葉としての「クィア」は、もともとは英語で「奇妙な」という意味を持つ言葉でしたが、時間とともにLGBTQ+コミュニティの中で再解釈・再適用され、さまざまな性的指向や性自認を表す包括的な言葉として使われるようになりました。「ジェンダー・クィア」は、この「クィア」という言葉をジェンダーの文脈で用いたものです。
「ジェンダー・クィア」は、男性や女性の伝統的なジェンダーの役割や期待を超えたり、挑戦したりする人々にとっての一つのアイデンティティとして認識されることが多いです。
海外のサイトでは、ジェンダー・クィアとされている人は次のような特徴を持つとされています(あくまでも参考程度に考えてください。これに当てはまるからジェンダークィアだとか、あてはまらないからジェンダークィアではないなどということはありません)
・性別の組み合わせ(男性+女性)
・男でも女でもない(ジェンダーレス、アジェンダー、ニュートロイ)
・性別を行き来する(ジェンダー・フルイド、オリエンジェンダー)
・第3の性またはその他の性
・自分の性別に名前をつけない人、つけられない人
・性自認が重複していたり、境界線が曖昧な人。
・異性の服装を好む
最後の「異性の服装を好む」というところは、例えばマツコ・デラックスさんなどは自らをゲイであるとしていらっしゃいますが、異性(=女性)の服装で性表現をしていらっしゃいます(同じようにミッツ・マングローブさんはご自身を「女装家」という言葉で表現なっています)。
日本語ではまだあまりなじみがない表現ですが、英語に影響されてこの言葉を用いる人もこれから増えていくかもしれませんね。
参考資料
ウィキペディア 「ジェンダー・クィア」