【短歌】木下龍也さん岡野大嗣さん共作「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ」
こんにちは
今回私は「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ」という男子高校生ふたりの視点で紡がれた、七月一日から七夕までの七日間の物語歌集を読みました。
最初に一通り読んでこれは木下龍也さんかな?なんて思いながら読み終わり、2周目で書き出しのところで違いがわかり…それも(勝手に)新鮮でした。
「邦題になるとき消えたTHEのようななにかがぼくの日々に足りない」
足りないなにか、がわからないからもどかしい。大人を何十年もやっているとそれさえ考える機会もなく日々に追われてしまいます。
「起き抜けのカーテン越しの夕焼けにぎりぎり今日を拾ってしまう」
高校生のときは長時間寝る日もあったなと思い出しました。昼食後に昼寝して夕方起きて食べて、また寝ることも可能。ぎりぎり今日を拾ってしまうって言葉がしっくりきました。
また、ある段落ではフォントも凝っていて、これはうちの娘の想像ですが眠いって表現じゃないかなと。真相はいかがでしょうか。
ところで昨日は木下龍也さんの短歌が載っているカルピスウォーター、買えました。嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた。
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