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中学社会科のネタ帳その21 源氏vs平氏その①

平氏への不満が高まる中、力をつけたのが源氏。その代表格が源頼朝です。彼は東国(現在の関東周辺)で力をつけました。
頼朝が平家打倒に立ち上がると、平家は平維盛(たいらのこれもり)らを大将とする軍を派遣、衝突します。これを富士川の戦いと言います。
この戦いの勝者は源氏率いる東国の軍。
何と平家は率いる軍は、飛び立つ水鳥の羽の音に驚き、逃げてしまったそう。その位、平維盛は臆病者だった、ということ。またこの時、西国は飢饉がおこり、食糧も十分ではなかったのも、敗北の要因でした。
この戦い以降、平氏のトップであった平清盛が亡くなったこともあり、次第に源氏が平氏をどんどんと追い詰めていきます。
その中で有名な戦いが一ノ谷の戦い。この戦いで活躍したのが源義経(よしつね)。
この戦いで源氏はいくつかの軍に別れ、その中で1つの軍が「鵯越(ひよどりごえ)」と呼ばれる山(崖)の上から奇襲をしかける、という作戦をとる。
この作戦を実行したのが源義経。
なぜこの作戦が通常では考えられないか。心配事は「崖を馬が降りられるか?」ということ。地元の人に確認した情報によれば、鹿は降ることが出来ているとのこと。これを知った義経は、「ならば馬も可能だ」と考え、実行します。
まさか崖の上から源氏が現れるとは思ってもいなかった平氏。
この戦いに敗北し、西へと逃げていくことになります。
この戦における豪快さが、カッコいいですよね。戦で活躍する義経。ある意味カリスマ的な要素を持っている。でも、その要素が思いもよらぬ出来事を後々、招きます。
平氏を追いかける源氏。義経の快進撃は、まだ続きます。
続きは次回です。

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