中学社会科のネタ帳その29ーモンゴル帝国の拡大と元の成立ー
チンギス・ハンという人物がモンゴル帝国を成立させ、拡大していきます。チンギス・ハンとはどのような人物だったのか。簡単に説明します。
彼は当時のモンゴル内における有力貴族の息子の1人でした。7人兄弟の長男です。
しかしある日、父親が対立する貴族に毒殺されてしまいます。当時、彼は9歳。当然、自分の一族を父の代わりに率いていくのは難しい。瞬く間に、貧しい生活を送るようになる。
そんな苦しい生活の中で彼は知恵やたくましさ、強さを身につけていく。
そして彼は次第に権力を取り戻しながら味方を増やして領土を拡大し、モンゴル帝国を築き上げました。
チンギス・ハン率いるモンゴル帝国の強さの源は何か。その秘訣は軍の移動スピードにあった。
モンゴルといえば遊牧民で有名。また、移動式の住居、ゲルが有名です。遊牧民にかかせない移動手段が馬です。
普通は1人1匹ですが、彼らは一度の遠征などで5匹程度を連れていき、馬が疲労すれば乗り換えて戦場にいち早くたどり着き、戦いに挑み勝利を重ねた。
馬を巧みに扱う、という点が強さの源でした。
そしてチンギス・ハン亡き後、孫のフビライ・ハンが元を建国します。
しかしこの馬を巧みに扱う、という点が後に日本と戦う際は上手く機能しません。なぜか?
次回は続きます。