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『夜の間に』

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『夜の間に』


夜に呼んだ 風を

流すように 去る 風景と

寄り添うように ある 寂しさと


どこからですか

私の

境目は

どうやったら

抜け出せるのだろうか




美しい夢だ

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明日などという概念を捨てて

夜の道を永遠に歩いていたい

ときどき消える灯りを見届けて

残った街の灯りに紛れて眺めていたい




それは

寂しいから

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そうすることが

寂しいから








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また眺めては

撮ってしまう


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明日など

信じられないというように



(神戸市 鯉川筋/海岸通/旧日本郵船神戸支店 神戸メリケンビル)






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