【吐露】誕生日が近づくと悲しくなる話

誕生日が近づいている。だれの?アタイのです。
うつになるまで誕生日は嬉しかったし楽しかった。みんなそうじゃない?自分の誕生日って嬉しいし楽しいよね。わかる。
アタイだってうつになるまでは好きだったよ誕生日。おめでとうって祝ってもらえるし晩ご飯豪華になるしケーキ食べられるしプレゼント貰えるし。
生まれてきたことを素直に喜べたよね、あのころは。

いまだって誕生日はおめでとうって祝ってもらえるし晩ご飯豪華になるしケーキ食べられるしプレゼント貰える。ツイッターのフォロワーがAmazonの欲しいものリストからプレゼントしてくれる。ありがとう。ありがとう。嬉しいし楽しいよ。

でも自分が生まれてきてしまったことに対する罪悪感みたいものも、同時に感じるようになった。

こんなダメな人間でごくつぶしでいい歳こいて働かずニートで実家に寄生、おまけに精神疾患あり。なんて面倒くさい生き物。
きっと両親はこんな人間を生みたかったはずじゃない。もっとちゃんと、ちゃんとした大人になることを普通に望んでいただろうな。先天性の疾患があるのならそっちのがよかったかもしれない、普通に育ってきていたのにこの歳になってうつ病なんかになって。申し訳ない。

こんなはずじゃなかったよ、アタイも。
もっと普通の大人になるはずだったんだよ。
あまりにも両親に申し訳ない。

両親はまともな人だ。悪いこともしないし子どもに手をあげたりなんてこともしない。やさしい人たち。頭もいい。常識がある。
そんな両親からこんなクソな人間が生まれてきてしまったことがそもそもの間違いなんだよ、きっと。

誕生日、近づいてるなぁ。
「ケーキどんなのがいい?」「晩ご飯何が食べたい?」
いやだ、好きなケーキも豪華な晩ご飯も、アタイにはもったいなさすぎる。
でも気持ちはどんなにありがたいか。わかってる、みんなやさしい。
そのやさしさに気遣いに耐えられなくて、誕生日前にこうしてアタイは泣いている。

誕生日、今年もアタイにやってくる。

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