【短編小説】黎明に祝福の羽風
こんにちは。
嫌いを嫌いであり続けることは苦しいけれど、無理やりに嫌いを好きになる必要もないなって今は思います。
あなたにとって居心地のよい折り合いがつけられることを祈って書きました。
ぜんぶ抱きしめて明るい方へいきたいですね。2800文字です。
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黎明に祝福の羽風
物心ついた頃から自覚していたことと言えば、飛びぬけてよかった容姿のこと。学校で教職という免許を持っただけの赤の他人から粗く与えられる評価も、生涯の何十年をかけてその道を研