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よる
2021年3月16日 20:05
死にゆく人はわたしの意思とは全く関係のないところで私の記憶から滑り落ちていく。足早に向かうあなたを止めることができなかった。なんだかすごく、余計なことをしているようだった。あなたに関わってしまって、ひどく申し訳ないような気持ちになった。私はあなたの世界とはまったく別のところで、生きていかなければならなかった。それはあなたと私が別の人間だからだ。桜が咲いていた。緑の葉が混じっていたので、開花の
2021年3月22日 02:19
2021.2.10「何してるんだろ」そう思った時が始まりで車体が傾いた。どうにもならない圧力で他人が身体を預けてくるあ、焼き鳥の匂い肘がやさしく胸に触れるなかったらいいのにこんなものスイカが地べたに這いつくばってなぜか少しだけ可愛らしい重い荷物ふたつ。ロングスカートは階段をうまく登れないなんて不便なんだ馬鹿なのかプラットホームの横で晩酌を