【私の愛する高齢者シリーズ2】
【愛すべき高齢者シリーズ2】
こんにちは。介護老人保健施設で働く
看護師のいなむら江美です。
私の働く施設では多くの高齢者が
リハビリを含め生活をしています
半分くらいの方は認知症と診断されています
前回に続いて、私の経験したケースを
お話したいと思います。
私の大好きなおじいちゃんおばあちゃん
ご紹介します
90代のおばあちゃん。
ご飯を食べて下膳した瞬間に
『ご飯もらっていない』と
怒り出すし、空のお皿をみて
『誰が食べた!』と怒る。
それでも、それ以外はニコニコして
歌を歌ったりお話しして過ごされて
いました。怒ることもありません
身体も自由ではなく、車椅子への
移動もお手伝い、靴を履くのも
お手伝いが必要でした
ある時私がおばあちゃんの靴を履くのを
お手伝いしていたら
私の頭を丁寧に撫でて
『ばあちゃん家にきたら、腹いっぱい
うめーもん食わしてやるからな!』と
おばあちゃんの家は農家だったようで
美味しいものがあると話してくれました
戦時中はそれでも周りも自分も
お腹を空かせることが多く大変だった
おばあちゃんから見えたのは
食の大切さ、過去の経験があって
『食べる』に重きをおいている状態だと
言うことでした
今のおばあちゃんがあるのは
長い時間、たくさんの経験をして
人生の先輩として
戦後の混乱を生き抜き
この世界を作ってきた一人の
女性という柱がある
認知症だし、ご飯忘れちゃうし
で、片付けてはいけない
河童のぬいぐるみに名前をつけ
大切にしているのに寝るときに
お尻の下にして探しちゃう
河童のぬいぐるみと同じ姿勢で
寝ていたおばあちゃん
『あんたのこと大好き(^^)』
と言ってくださって、
私も大好きでしたよ
このように施設で一緒に過ごした
おじいちゃんおばあちゃんをご紹介して
いきたいと思います
それで、認知症のイメージや
高齢者へのイメージに愛が加われば
本当に嬉しいです。
私の願い
介護される人もする人も笑顔な社会!
のんびり発信頑張ります!
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いなむら 江美
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