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11|さくらメダルコンテスト受賞

うれしいご報告があります。
セント・メリーズ・インターナショナルスクール(東京)で開催された「2019年度さくらメダルコンテスト」におきまして、自著「繕い屋の娘カヤ」が、中学校の部で受賞されたというご連絡を主宰よりいただきました。

賞状に同封されていた、富士、波、桜のきれいな金色のメダル。少し冷たくてしみじみとする重さ。

さくらメダルコンテストとは

国内のインターナショナルスクールの司書と日本語教師が、毎年推薦図書を各カテゴリー(英語と日本語で、小学生・中学生・高校生などに)ごとに決め、読後に生徒が自分の好きな本を投票するというプログラムだそうです。

中学生部門で選ばれたこと

「繕い屋の娘カヤ」は児童書ですが、あまり子どもを意識した文体や表現をしていません。フリガナがあるものの、時には大人でも難しく感じる古い言い回しを使っています。木下闇(このしたやみ)とか火灯し頃(ひともしごろ)とか。

先人の生んだ美しい言葉を借りて、小さな頃から慣れ親しんだ自然の情景、神社仏閣や古い日本の営みを紡いだ物語です。日本語や日本文化を学ぶお子さまの成長に、少しでも貢献できたなら作家冥利に尽きます。

数ある物語の中からカヤを選んでくださってありがとうございました。読んでくれる人がいるというのは次回作への原動力になります。

海外のお子さんにもぜひ読んで欲しいという欲が出ちゃうなあ。今読んでくれた子どもたちが大人になって、大切な本を数冊持って海外に行って、その中にカヤとミスマルが紛れて一緒に海を渡る日が来たら面白いと思いました。

#読書 #児童文学 #本 #受賞 #さくらメダルコンテスト #小説

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