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デジタル全盛期だけど、結局は「手書き」が言葉を鍛えてくれる

みなさんは言葉や文章を考えるとき、手書き派ですか?デジタル派ですか?

コピーライターの私は手書き派です。周りのコピーライターを見ても、手書き派しかいません。

正確に言うと、コピー作業の前半は手書きで、後半はパワポやワードを使います。

noteも同様で、記事を書き始める前に、どんな記事を書くか紙の上でアイデアを膨らませ、それが固まったらnoteのサービスに移行して文字を打ち始めます。

noteやSNSをはじめ、デジタルツールを通じて言葉を発信することが当たり前になりましたが、結局は「手書き」がいちばん言葉を鍛えてくれると感じています。

言葉を磨くうえで手書きには多くのメリットがあります。その中でも、デジタルの時代にあえて手書きを勧める2つの理由を、コピーライターの目線で解説します。


言葉の深掘りに向いている

手書きで文字を書くことは、自分の考えやアイデアを深掘りするのにとても向いています。

なぜかと言うと、手書きのほうが作業に集中できるから。

これは例えるなら、映画館で映画を見るような状況です。

映画館では照明を真っ暗にして、スマホなどはいじらず、みんなが集中して映画を見ますよね(時にはポップコーンやコーラを口にしながら)。

紙の上で言葉を書く行為も似ています。余計なものが目に入らないので、書くことに集中できます。

手書きの最大のメリットはここにあると思います。言葉、つまりは自分の思考と真剣に向き合う時間を強制的につくることができるのです。

これ、スマホが欠かせない今はなかなか難しいことだと思います。

スマホで文章をつくる場合、メールやアプリの通知が飛んできたり、端末の中に入っている違うアプリを開いてしまったり(Twitterとかインスタとか)、作業を邪魔する要素がたくさんあります。

「あれ、私何がしたかったんだっけ?」とスマホを操作していて、思ったことはありませんか?

タブレットにペンシルを使うのも手書きと同じでは?と思った方もいるかもしれません。ですが、スマホ同様にタブレットも他のアプリに目移りする可能性がありますよね。

デジタルツールを否定しているわけではありません。うまく使い分けることが大切です。

手書きはアナログであるがゆえに、1つのことに集中しやすいのです。スマホやパソコンは「マルチタスク」型で、手書きは「一本集中」型と言えます。

私もメモを取るときはスピード重視で、iPhoneのメモ機能を使っていますから。


思考をゆっくり整理できる

もう一つのメリットは、自分の考えをゆっくりと整理できること。

これは最近見たツイートで、大変なるほど・・・!と思った内容でした。

我々の思考が早すぎるとは知りませんでした(ちょっとカッコいい)。

つまり、手書きはデジタルツールよりも書くスピードが遅くなる分、言葉を吟味できると言えます。

紙に書くことで自分の考えを整理できるだけでなく、悩みが堂々巡りしないよう止める効果もあるので、文章を書く習慣がない人も、トライする価値は十分にあります。

私は昔から日記をつけていますが(と言いつつ最近はサボってる)、日記アプリとノートでは書く内容が少し違う印象を受けます。

ノートでは比較的一つのテーマについて長文で書いていますが、日記アプリだともう少し雑多というか、文章がパラパラしているような気がします(それはそれで好きですが)。

と言っても、個人差があると思うので、みなさんのご意見もぜひお聞かせください。


手書きで、自分の言葉が磨かれていく

手書きという行為を通じて、大事なことを考えたり、自分とじっくり向き合う時間をつくる。

言葉に集中した分だけ、より豊かな言葉、より深い言葉を生み出すことができます。

深く考えた言葉には説得力が増し、文章の上手い下手にかかわらず、人に響くものになります。

note記事のように1から文章を組み立てるとき。ビジネスマンであれば商品・サービスの企画を考えるとき。文章力を上げたい方、もっといい言葉を考えたい方は、ぜひ手書きの実践をおすすめします!

いきなりスマホやパソコンに打つ文字とは違ってくるはずです。


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文:ハギ
@よりみちコピーライター

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