おもしろい記事のネタを考える方法3選
書くなら、おもしろい記事をつくりたい!
そう考えてる人に、ぜひ見てほしい動画がこちら。
ゆるくおもしろい記事を発信し続ける「デイリーポータルZ」の人気ライターが、ネタの発想法を惜しみなく伝授してくれます!
サムネイルの左から、ライターの與座ひかるさんとトルーさん、デイリーポータルZ編集部の石川大樹さんです。
個性が渋滞する出演者のトークから、おもしろい記事のネタをどのように探せばいいのか?がわかります。
今回は数ある発想法の中から、個人的にいいなと思った3つをまとめました。
(1)なんだか気になるもの / おもしろいものを挙げて、その良さや違和感を引き出す
(2)「そういえば継続しているもの」から考える
(3)詳しい人に聞く
(1)なんだか気になるもの / おもしろいものを挙げて、その良さや違和感を引き出す
1つ目は、トルーさんの発想法です。
これは、切り口を探す方法ですね。人それぞれのアンテナ、考え方が出るところだと思います。
ポイントは「なんだか」です。
普段は意識してないけど、気づいたら考えていたり、情報を追ってしまうもの。そこに、創作のヒントが隠されています。
マニアである必要はありません。すごく好きなものでなくても、妙に気になる程度でOK。それを膨らませていきます。
イベントの司会進行を務めるnoteディレクターの鳴海さんは、「違和感を強調してみると記事になる」と補足していました。
たとえば、私の場合。今までこんなことが気になって記事にしてきました。
1つ目の「日本と中国の餃子は違う」のネタを、どのように膨らませたのか?図にしてみました。
そして、書いたのがこちらの記事です。
餃子自体はすごく身近な食べ物ですよね。
このように題材はありふれたものでも、自分の視点で膨らませると、おもしろい記事が書けます。
(2)「そういえば継続しているもの」から考える
2つ目は、與座ひかるさんの発想法です。
自分ではなんとなく続けている習慣も、他人から見たら新鮮な情報です。
ひかるさんの場合は、自粛期間になってから通い始めた絵画教室の話を記事にしていました。画力がメキメキと上がっているのがおもしろい。
ひかるさんは、絵画教室での変化や気になったことを専用のメモ帳に記録していたそう。
記録をしていれば、些細な気づきを忘れないし、記事を書くときにとても便利だと言います。
2年も習い事?そんな時間は取れないよ〜と思った方、安心してください。
継続はちょっとでも力なり。1週間何かをやってみる、でも全然いいのです。
たとえば、料理初心者が1週間のあいだお弁当を作って、それを記録してみる。写真を毎日撮っておいて記事にすれば、変化が見えておもしろそうです。
(3)詳しい人に聞く
3つ目は、石川大樹さんが紹介する「ちょっとしたTIPS」のうち、ネタづくりに使えるものです。
どんな分野でも、その筋の人に聞くと意外な発見があっておもしろいもの。
私はテレビ番組「マツコの知らない世界」が好きなのですが、あれはまさに詳しい人に話を聞くスタイルです。
参考記事はこちら。筋トレに興味がなくても気になってしまうタイトルです。最終的には、ダビデ像がジムトレーナーにダメ出しをされています。
大学教授や資格を持っている人でなくても、「何かしらの仕事をしてる人はその分野の専門家」だと石川さんは言います。
私の場合は、コピーライターという肩書きがあるので、その経験を生かして記事を書いてきました。
たとえば、この記事。
「キャッチコピーのあるある」を記事にしたのですが、内容としてはコピーライターならだれでも知っている常識的なもの。
ですがこの記事、毎月それなりにアクセスがあるんです。
それはやはり、違う業界の人から見れば新鮮な内容だからだと思います。
みなさんが今働いている環境も、他人からすれば知らない世界。当たり前だと思っていたことを記事にする価値は十分あります。
おもしろい記事をつくる方程式は、自分の中にある。
発想法を3つ選んでご紹介しましたが、このイベントを通じて思ったことがあります。
おもしろい記事をつくる方程式は、自分の中にあるということ。
大事なのは自分が日頃から触れている情報をどのように切り取るか?そして表現するか?です。
おもしろい記事=オリジナリティのある記事とも言えるかもしれません。
ですが、無意識に過ごしているとなかなか見つけにくいもの。
まずは、自分はどんなことが気になっているのかに気づくこと。
たとえば、自分のSNSのいいね欄を振り返ってみる。最近観た映画やアニメは何か?人から聞いておもしろかった話は?
そこから、あなたにしか書けない記事のネタが見つかるはずです。
文:ハギ
@よりみちコピーライター
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