【セルフケア】自律神経を整えるって、具体的にどうしたらいいの?
「自律神経を整えましょう」
女性特有の生理や妊娠などの悩みから、むくみや頭痛などのマイナートラブルなどまで。
生活していく中で感じる不調について必ず出てくる言葉、よくきく言葉だと思います。
でも、
具体的に自律神経って何?
どうしたら整うの?
って思いませんか?
医療従事者には馴染みのある言葉だけど、これを読んでくれる方も分かるように。
今日は簡単な言葉で説明したいな、と思いました。
ご興味のある方は、お時間が許せば是非読んでいただけると嬉しいです。
【自律神経】とは
自律神経とは、内臓や感覚器(目・鼻・耳・口・皮膚)や汗腺(汗を出す皮膚の機能)などを調節する神経です。
2つの種類があり、ざっくりとですが
【活動的な交感神経】と【リラックスの副交感神経】に分かれます。
交感神経が活発になると、目は覚めて頭がよく働いたり、集中できるイメージです。
副交感神経が活発な時は、リラックスして呼吸が落ち着き、消化や吸収が促されるイメージですね。
どちらか一方が働いていてスイッチがバチッと切り替わる、というよりも、緩やかにシーソーのように切り替わっていったり、バランスを取っています。
この交感神経のバランスは、外からの刺激や心の状況で変わります。
脳と、自律神経のように脳から出てくる神経は意外と単純な働きをします。
周囲が明るいと、「昼間だから活動しよう」と思って交感神経が活発になります。
逆に暗いと「夜だから休息モードに入ろう」と副交感神経が活発になります。
同じように、緊張したり、怖いと感じる時には交感神経が優位になりますし、落ち着いていたり安らかだなと感じる時には副交感神経が優位になります。
【自律神経を整える】ってどうしたらいいの?
脳と自律神経が単純だ、というお話をしました。
実は、現代の社会は、ずっとずっと交感神経が優位になりやすいのです。
夜遅くまで明るいオフィスで仕事をしたり、パソコンやスマホのブルーライトが目に飛び込んできて「身体にとっては朝や昼の刺激に近かった」り。
リモートワークでオンオフの切り替えが上手くいきにくく、遅くまで仕事をしていたり、案件のことが気になって頭から離れなかったり、と。
自律神経はずっと絶え間なく働いているのですが、交感神経と副交感神経どちらか一方がずっと働いているようになると、疲れてしまいます。
それでバランスを崩してしまうのですね。
そのため、多くの方は交感神経優位になっており、その場合はしっかりと【リラックスの時間・休息を取ることが必要】になります。
・湯船につかる
・スマホやPCから離れる
・軽いストレッチと深呼吸をする(ゆるめのヨガも◎)
・7~8時間の睡眠を取る
このあたりから始めてみることをおすすめします。
まずはどれか1つからでも問題ありません。
とにかく、休むこと・寝ることにしっかりコミットする、
他のことをしないことがポイントです。
【自律神経が整う】とは
自律神経は、残念ながら1日や2日では整いません。
それは、カラダには【恒常性(ホメオスタシス)】と言って、変化しないようにする性質があること、また生活習慣がすぐには変わりにくいことによります。
繰り返しになりますが、脳や神経は単純なので、外の刺激や心の影響を大きく受けます。
夜遅くまでの仕事がずっと続いたり、緊張する気持ちが長く続くようなら、やはり交感神経が優位になります。
それでも、しっかり休息を取ることで落ち着いてくること、
不調が改善してくることがあると思います。
自分にできること1つ1つを積み重ねて、自分のバランスを整えていきましょう。