夢を旅することが、生きる意味かもしれない
最近、感動したことがありました
それは「本が人生の選択を助けてくれることがある」ということ
今までそんなに本をよく読む人間ではなかったのですが、
ついに恋に落ちてしまうような、そんな本に出会ってしまいました
ブラジル出身のパウロ・コエーリョの小説『アルケミスト 夢を旅した少年』をご存じですか?
これは私が西粟倉でのインターンを終え、送別の品としていただいた本で、自分で選んだわけではないのですが、そんな経緯の本ですから、これまた違った思い入れのある本なのです
あらすじとしては、
スペインの羊飼いの少年・サンチャゴが、
夢に出てきたエジプトのピラミッドに眠る宝物を目指し、
砂漠を渡り、オアシスで少女や錬金術師に出会い、
己の夢を叶えるために旅をする物語です
宇宙全体が夢を実現することを助けてくれる、という言葉が、
この小説の中で何度も何度も出てきました
師匠とこんな話をしたことがあります
それは「こうしたい!というオーラを出しておけば、きっとその夢は叶うよ」ということ
まさに「宇宙全体が協力してくれる」ということだ!
師匠とこの話をした後にこの小説を読んで、
これは真実の話なのだと思いました
この間は「田植えがしたい、体をどろんこまみれにしたい」と言っていたら、ある稲作をしている方が職場にいらっしゃって、「ぜひやりましょう!」と声をかえてくださいました
あと、私はこの大学生の最後にペルーへ行きたいと思っているのですが、
同じく職場でいつもコンサートをしてくださるアンデス出身の「ワイキス」というグループにその旨をお話したところ、
「一緒に行こう!アテンドするよ!」と、彼らがペルーに帰国する時期を重ねて行けるかもしれないことになりました
来年の2月か、9月、彼らが自国に帰る際に、
キャラバンに同行するように、魅惑のペルーへ行く予定です
砂漠の世界みたく「キャラバンについていく」ってなんか好い響きだね…
全宇宙よ、夢を助けてくれはじめているのですね…
まあ、オーラといっても、口にせずに思っているだけでは、宇宙には届かないと思うので、どんどん口にしたり、文章にしたいなと思います
友人と話したことで、
「おもしろい大人になりたいよね」というので共感したことがあります
少し突拍子のない夢がある人生の方が
随分と生きやすいと、私は感じます
そう感じさせてくれたのもこの「アルケミスト」で、
今はペルーへ行き、人間の起源や文化をこの目で見たい
小さかった頃は何にでもなれると夢をたくさん抱えていたと思う
それでも年齢を重ね、世界をある程度知ったふりして、人の目を気にして、いつの間にか不可能だと決めてしまうのはどうしてだろう
社会人になったら、夢の場所に行くことができないような気がして、
それがとても怖いと感じます
だから生真面目な就活というものを今したくないなーと思ったり…
大学二年生くらいまで、自分は真面目さが売りなところだと、
自分でいうのもアレですが思ってて(笑)、
休学して、師匠に会って、ゆっくりと里山や里川に身を置くことが増えて、
こうして運命の本にも出会えて、周りからはちょっと不思議なヤツと思われている方がなんか心地よくて
自分の話になってしまいましたが、
そんな運命の本に出会えたという話でした
久しぶりに小説に夢中になりました