【第183回】南インドカレーを日本に広めた伝説のお店
どうも、yopparaideskaです。
第183回目は、京橋にあったカレー屋さん。
いつまであると思うな親と金とはよく言ったもので、私たちは何でもいつでもアクセスできると思い、何事も後回しにしてしまうことが多い。人間とはそういうものだ。
しかし、本日いつまでもあると驕り高ぶった私に人生の厳しさを教えてくれる出来事があった。
それは、「南インドカレーを日本に広めた伝説のカレー屋さんの閉店」。
この出来事はカレーマニアにとってはあまりにも衝撃的で例えるならば、人気絶頂の山口百恵や全盛期の魔裟斗が電撃引退するようなものなのである。
そんなお店こそ、
行ってきましたよ、”ダバ インディア”
2003年の創業当時から、麹町の「アジャンタ」と共に日本で南インドカレー界を牽引してきた名店のカレーとミールス。
果たしてその味は、、
店舗詳細
店名:ダバ インディア
住所:東京都中央区八重洲2-7-9 相模ビル1F
アクセス:銀座線京橋駅から徒歩3分、JR東京駅徒歩6分くらい
混雑状況:11:50頃到着。5人ほどの待機列が。10分くらい待って入店。
常に満席で行列が絶えないお店なのに閉店が惜しまれる、、
閉店の理由は八重洲地区の再開発のためなので後ろ向きな理由ではないので安心してほしい。
その代わりにダバインディアのシェフやスタッフが独立して「TOKYO BHAVAN」という名前で飯田橋にオープンしたので、ダバインディアのカレーが食べたくなったら飯田橋まで行きましょう。
ちなみに、「TOKYO BHAVAN」はダバインディアのオーナーさんの公認、支援によってできたので味は受け継いでいそう。
メニュー詳細
・三色カレー 1,200円
ランチメニューは、
A.本日のカレー
B.三色カレー
C.ランチミールス
D.ドーサランチ
の4種類。
A-Dを選んだら、バトゥーラor ナンを選んで(A,Bのみ)、お好みのカレーを選択して完了。
さらに、+250円でマドラスコーヒーとマサラチャイを注文することができる。
料理レビュー
席に着いて数分後三色カレーの到着。
三色カレーは、
・本日のカレー3種
・ライスとバトゥーラ or ナン
がついてくる。
本日のカレー3種は、
・カラクディマトン
・ミックス野菜
・チキンキーマ
カラクディマトンは、
辛口で、南インドタミルナードゥ州のマトンカレー。
マトンカレーなので水分少なめかと思いきや、スープカレーっぽくて驚いた。
スープが多いので、マトンと野菜の旨味が出汁となっており口に入れた瞬間の充実感がすごい。
多少マトン独特の風味はあるけれど、スパイスが効いているため独特の風味は抑えめで心地の良い後味だけを残す。これは良いマトンを使っとる証拠であり、スパイスの使い方が上手な証拠でもある。
基本的にどこのお店でもマトンカレーは臭いを消すために唐辛子が使われることが多いので、辛口の傾向があるのを頭り入れておくといいかも。
ミックス野菜は、
中辛で、クリームを使用した具だくさんカレー。
その方でも特に大根がいっぱい入っているのが特徴で、大根の食感は残しながらも味がしっかり染みているのが大好き。
そして、野菜の旨味がたっぷりと溶け出しているため、一口目から本日の勝利を確定させる。
中辛なため、食べ進めるとピリ辛感はあるけれど、ココナッツミルクを使っているため、クリーミーで甘さも感じられるのがクセになる。
果たしてこのカレーは、辛いのか甘いのか?この難しい問題を解いてみてほしい。
チキンキーマは、
マイルドで、3種のナッツソースの鶏ひき肉のカレー。
3種のナッツソースは、ピーナッツ、ココナッツ、カシューナッツが混ざり合う日本人が大好きな甘い味。
鶏の旨みに3種のナッツソース、さらにクローブを中心に配合したスパイスの組み合わせがうますぎる。(わかる人にはこの意味がわかるはず)
普通の鶏肉ではなくてひき肉を使うことで、ナッツソースとの一体感が生まれ、どこを掬っても鶏肉が口に入るのがポイント。
そうすることで、甘味と旨味とコクの3つを同時に感じることができる。というアイデアが思いつくセンスに嫉妬すら感じてしまう。
そっかくなので以前いただいたランチミールスも紹介します。
ランチミールス 1,400円
(本日のカレー3種とサンバルカレー、ラッサムスープ、ライス、バトゥーラ、パパド付き)
この時のカレーは、
・ジンガプルス
・ダルとトウガン
・マトンキーマと茄子
ジンガプルスは、
個人的MVP。
海老とココナッツミルクベースのカレー。
小海老って書いとるけど全然小海老じゃない大きい海老が3尾入っている。
ココナッツミルクベースなのでマイルドと思いきや結構辛さがある。
ココナッツの香り、海老の旨味、タマリンドの酸味をスパイスが引き立てて本当にすごい。
勉強になりまくりなカレーです。
ダルとトウガンは、
個人的にそんなにハマらんかった。
最近はじゃがいもの代わりに大根入れるお店が多いけど、ここはトウガン。トウガンはフレッシュでジューシーでカレーにめっちゃ合う。大根ほどクセないため全くカレーの邪魔をしないのがgood。
マトンキーマと茄子は、
王道のキーマって感じ。
マトンの臭みはないのに牛肉や豚肉では出せんコクや深みがあってたまらん。
茄子もいい感じのトロトロ具合で本当にカレーに合う。
キーマに入れる野菜は茄子かズッキーニって決まっとるよね?
接客
接客は、名店に相応しくかなり丁寧な印象。
ランチ時で忙しいはずなのにバタバタしてなくて落ち着きがあるし、サービスが行き届いている。
それは、適切な数のスタッフを用意しているからだと思う。
こういうところにも名店の力を感じる。
まとめ
総じて、カレーのクオリティが高すぎるのは言うまでもなく、サービスも素晴らしいし、コスパも良い。
他のお店で同じクオリティのものを食べようとすると1.5倍くらいの値段すると思う。
日本で南インドカレーを広めた名店、食べログ百名店の肩書に相応しいどころかそれ以上の素敵なお店。
本店に行ったことない人は残念やけど、
飯田橋とか御茶ノ水とかの新店舗にも行ってみてね~
Instagram詳細
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