【第44回】洋食界のレジェンド 〜男は黙ってここへ行け〜
どうも、yopparaideskaです。
第44回目は、神保町にある洋食さん。
行ってきましたよ、”キッチン南海”
旧店舗の外観
南海といったら実物より控えめな食品サンプル
通い始めた時から気になってしょうがない像に書かれた「元祖カツカレー」
学生の頃から通う思い出のお店。
そして、食べログでも百名店を取り続ける洋食界のレジェンド。
このお店の話をすると長くなるけど、最後まで読んでくれたら嬉しいです。
店舗詳細
店名:キッチン南海
住所:東京都千代田区神田神保町1-39-8 ハウス神保町 1F
アクセス:神保町駅から徒歩5分くらい
混雑状況:いつ行っても行列なので、ランチは30分待って入れたらラッキー。ディナーは並ばずに入れることもある。
もともとは一本別の通りに本店があったけど、2020年6月にビルの取り壊しを理由に閉店し、当時の料理長が2020年7月に新しく近くに新店をオープンさせた。
前のお店はテーブル席もあったが、新店はスペースの有効活用と回転率を上げるためカウンターのみのランチ特化型のストロングスタイル。
こういう振り切ったお店好きなんよね。
メニュー詳細
・カツカレー 750円
・ひらめフライ、しょうが焼きライス 900円
南海といったら、「カツカレー」。
唯一カツカレーに対抗できるのが、常連さんが大好きな「ひらめフライ、しょうが焼きライス」、通常「ひらめしょうが」。
カツカレーじゃなくて「ひらめしょうが」と注文する人は大体常連さんなのはキッチン南海あるある。
大学生の時は、すました顔で「ひらめしょうがで」っていう自分をかっこいいと思っとったのは内緒で、、
カツカレーやひらめしょうがの他にも、エビフライやイカフライもかなりの人気メニュー。
料理レビュー
並んどる時に注文するけん、どのメニューも席に着いてから5分以内には来る。
カツカレー(新店舗ver)
カツカレー(旧店舗ver)
カツカレーは、
ほかほかの白ごはんに漆黒の黒カレー、そこにキャベツを添えて、仕上げに大きなチキンカツを一枚乗せる。
このビジュアルに勝てるものありますか?
このボリュームでたったの750円。
こんなの出されたら他のお店はやってられんよねと言わんばかりのコスパの良さ。
みんなこのカレーを求めて遠くから来て何分でも待つんよね。
実はキッチン南海は、黒カレー発祥のお店とも言われてます。
きっかけは、欧風カレーを作るために小麦粉を炒めとる途中、少し目を離すと小麦粉が焦げてしまった。使い物にならないかなと思いつつこのままカレーを作ると、色は黒くてインパクトはあるし、焦がしたことによってコクと香りが増すという怪我の功名から生まれたこのカレー。当時ミスをしてくれた先代に感謝です。
絶妙に焦がした小麦粉とちょっとスパイシー感と辛味が強いスパイスを混ぜて、お肉や野菜と一緒に煮込めばこの黒カレーの出来上がり。
辛いのにお肉の旨味と野菜と甘味がしっかりと感じられる唯一無二のカレーがクセになる。
この唯一無二の黒カレーを薄くてサクサクなチキンカツの上にかければ究極の一品の出来上がり。
このカレーに何度お世話になったことか、、
頭が上がりません。
ひらめフライ、しょうが焼き
ひらめフライ、しょうが焼きライスは、
サクサクで大きなひらめフライに、甘い味付けのしょうが焼きがたっぷり入り、大量のキャベツとスパゲッティ、そして、ひらめフライ用のタルタルソースが添えられたボリューム満点の一皿。
この一皿の食品サンプルを家に飾りたいぐらい美しい見た目。
様々な国の世界遺産を生で見てきたけど、これまで見た絶景TOP10に、この一皿はランクインするよ。
ひらめフライは、外はサックサクで身はホクホクで柔らかい。衣が分厚い分、身を噛んだ時に感じる柔らかさとのギャップがたまらん。
そしてなんといっても、この大きさよ。普通のお店のひらめフライの倍ぐらいはあるよ。
原価率どうなっとるんやろ?とお客さんに心配させるぐらいコスパがいい店って本当にすごいと思う。
あとは、タルタルソースね。たっぷりかけても余るほどの量のタルタルソースが添えられており、タルタルソース好きからしたらもう夢のよう。手作りじゃないのが少し残念やけど、量でカバーできとるけん大丈夫。
しょうが焼きは、
たっぷりの豚バラ肉と玉ねぎのコンビネーション。甘辛い味付けのしょうが焼きは味が濃いめやけん、ご飯が進む進む。これがいわゆるご飯泥棒ってやつですかね?
一皿にご飯泥棒が2品もあるって、どれだけご飯があれば足りるんよ。
とはいえ、ご飯の量はデフォルトで普通のお店の大盛りぐらいあるけん、上手に食べればおかずとちょうどいいバランスになるよ。
その他、スパゲッティもキャベツも大盛りでお腹いっぱいになる。
ここまで盛れる男らしさに感動します。
イカフライ(おまけ)
接客
接客は、めっちゃ忙しい有名店にも関わらず、親切な接客で好感が持てる。
特に料理長の挨拶と笑顔が素敵。
こういうお店って一見さんを無下にするところあるけど、ここは全くそんなことはなく常連さんも一見さんも平等に接するところがいい。
ただ、ティッシュはテーブルにないけん、自分で持っていくのをおすすめします。
まとめ
総じて、これぞ「日本洋食の最高傑作」といっても過言ではないくらいの味、量、値段。
原価率は置いといてまずはお客さんに満足してもらってまた来てもらおうという粗利に振り切ったお客さんファーストの素敵なお店。
こういうお店を守っていきたいね〜
お腹空いとる時に行ってみてね〜
Instagram詳細
Instagramでは、より多くの料理の写真を投稿。
レビューはないけど速報性とビジュアル性に優れている。また、600弱の過去に訪問したお店のレビューも見ることができるよ。
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