運動と血糖値・・・実験してみた
ここ3週間ばかりFreeStyleリブレという24時間、1分ごとの血糖値(正確には間質液中グルコース値)を記録してくれる装置をつけている。
なぜ、こんなことをするようになったかというと、あずみのさんのこの記事を読んだから。
ここに、スマホなどの細かい画面を見ていると血糖値が下がると書いてあった。
へえ、本当?
そりゃ面白いと、早速試してみようということになった。
ただ、使い方はわかったが、基礎ベースのデータがない。
そこで、使い方と基礎データを集めるために今は、いろいろ試してみている。
1分ごとの状態を記録してくれるのだが、スマホにインストールしたアプリを近づけると即時にその時グルコース値を表示してくれる。
いやあ、リアルタイムで体の科学的状態がわかるというのは面白い。
食事の後、間食、運動、睡眠等々色々な状況での数値を見ている。
そこで、面白いことに気づいた。
1、ウオーキングは、激しくやると数値が上がる。本当に汗ばむ程度の負荷の時、スルスルと数値が下がる。
2、筋トレをすると数値が上がる(極端ではない)。
3、食事をガッツリ摂っても数値は、極端に上がらないが、間食(特にパン)を食べると恐ろしいほど上がる。
4、果物を食べるとパンほどではないが数値が上がる(かなり)。
5、入浴中も数値は上がる(ただし、極端ではない)。
なんてことがわかった。
ウオーキング、あるいはランニングが体に良いとみんな知っていると思う。
この時の強度は、なるだけ強い方がいいと思っているのではないか。私は、思っていた。
もっとも、歩きながら会話ができる程度ではないと、無酸素運動になるので、そこまで強度はあげない方がいいとは、わかっていた。
それでも、ギリギリ耐えられるくらい(会話ができるギリギリまで)強度を上げ、そして、この強度をだんだん強くしても大丈夫なのように鍛錬する方針でやってきた。
しかし、血糖値を下げるという観点からは、これはまずいようだ。
脈拍が、180から自分の年齢を引いた値を超えないようにすべしとあった(運動経験が長いものは、これに5を足す)。
これでいくと、私の場合、108,これに5を足して113になる。
正直かったるい。
私とすれば、チンタラ歩いているようで、物足りないのはもちろん、こんなので鍛錬になるはずがないと思ってた。
しかし、計器が示すところは、これでないと数値が下がらない。
筋トレも体をしっかり動かすのだから、血糖値は下がるものだとばかり思っていた。
筋トレは血糖値が上がる!
どうも、力一杯踏ん張るようなことをすると交感神経が亢進する。交感神経が亢進すると血糖値が上がるということのようだ。
まとめ
血糖値を下げるためには、
ウオーキング、ランニングは、汗ばむ程度(汗をかいたら、すでに過負荷)がいい。
気持ちのいい散歩程度がいい。
負荷をかけると、逆に数値は上がる。
時間は、1時間までしか測ってないが、その間ずっと数値は下がる。ということは、ウオーキングの時間は長いほど良い。
ただし、どの程度まで、この効果が出るのか、つまり、ある程度以上の時間になると横ばいになるのかは、まだ、わからない。(当然ある程度で横ばいになると思う。そうでないと低血糖になり、そのまま下がり続ければ死んでしまう。)
心肺機能、筋力のトレーニングは、血糖値を下げるトレーニングとは別のもの(むしろ上がる)と考えて取り組むべきだ。
果物はビタミン等の問題があるから、食べるべきだと思うが、気をつけた方がいい。
食事はしっかり摂っても問題ないが、食後1時間ほど上記の汗ばむほどのウオーキング(散歩)をすると良さそうだ。
全般的に交感神経が亢進するような状況では、血糖値が上がる。・・・・ストレスなく穏やかに暮らせ、ということか。
(無理っぽ)。
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