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「ツール・ド・ふくい 2024 」1泊2日の旅

初めての土地、福井県

福井県への初めての旅。

東京から片道7時間(休憩込)の距離を、車に自転車を積んで移動するという1泊2日のタフな旅程で。集合したのは夜中の3時。3人のライダーがそれぞれの自転車を車に積み込み、いざ福井県へ出発。東名高速で名古屋まで走り、そこから福井に向かうルート。途中何度か休憩を挟みながらも、朝10時過ぎには無事に到着。

矢野口ローソンから出発

福井県に到着しコインパーキングに駐車して、すぐにサイクルジャージに着替え、福井Day 1のライドに出発。福井を代表する観光地「東尋坊」と「永平寺」を巡るルート。Stravaでコースメイクしたときにたまたま「永平寺」がルートにないっていた。最高

獲得標高はそれほどでもなく、のんびりポタリングする予定が、舗装された川沿いの道はあまりにも美しく、ついついスピードを出してしまうという展開に。福井県全体にわたって感じたのは、道路の整備が行き届いており、走りやすさが抜群だということです。向かい風でも、ペダルを踏む足は軽やかでしたが。。。心肺は悲鳴をあげ明日本番なのに。。。なぜかタフライドに(笑)


東尋坊の壮観

最初に向かったのは「東尋坊」。日本海に面した高さ20m以上の柱状節理が連なるこの場所は、福井を代表する観光名所であり、その雄大な景色に圧倒される予定でした。海に突き出た断崖絶壁から見下ろす日本海の青さと、風が運ぶ海の匂いを五感で感じる予定だったが、クリート付きのロードバイクシューズでは岸壁まで歩くのは危険なため、遠くから景色を眺めることに。その結果としてその雄大な景色もなんというか!こんな感じなという薄い感想に。。。

ただ10月とは思えないほどの晴天に恵まれ、景色も最高でとても気持ちよかったことは間違いない。気温も快適で、まさに絶好のライド&日和でした。

ようこうそ東尋坊

永平寺の静けさ

次に訪れたのは「永平寺」。ここは1244年に曹洞宗の開祖・道元によって創建された寺院で、その歴史の重みを全身で感じることができる場所です。広大な敷地には70を超える建物があり、重要文化財に指定されている建物も多数。樹齢数百年の巨木に囲まれた境内を歩きながら、古代の僧たちの修行の跡を感じることができます。しかし、広大な敷地をロードバイクのシューズ
で回るのは少し大変。写真を撮り、空気感を堪能し出発。

永平寺

永平寺を後にして待ち受けていたのは、平均斜度6.6%の1.45kmの坂。この坂は特に厳しいわけではないものの(ところどころ10%超え)、永平寺までの道中に続いたゆるやかな3〜5%の勾配が脚に効いており、最後の仕上げのような厳しさがありました。体力が削られる中でも、この坂を登り切る達成感はなかなかのもの。

そんな感じで90kmのコースで初日の福井を堪能し1日目のライド終了。
ほどよい強度でございました。


ライドを終えてホテルへ

Day 1のライドを終え、福井市内の「福井パレスイン」にチェックイン。このホテルでは自転車を客室に持ち込めるため(交渉しOKいただきました)、安心して保管できるのが嬉しいポイント。ジャージを脱いで洗濯を済ませ、程よい疲れを感じながら夕食へ向かいました。自転車を部屋に入れさせてくるホテルは神ホテル

そして友人の友達からもらったお土産がうますぎて
いっきぐい(全部で6個)


「猿の盃」で最高の飯

地元の知人(友人の知人)が勧めてくれた「猿の盃」という居酒屋に足を運びました。ここでは新鮮な食材を使った料理が次々と運ばれてきて、その美味しさに感動。特に印象的だったのは、地元ならではの家庭料理のような味わいが堪能できたこと。美味しい料理とともに、ロードバイクで走った充実感も相まって、幸せなひと時でした。お腹いっぱい食べた後、早めに就寝。明日のツール・ド・ふくいに向けてエネルギーを蓄えるべく、20時にはベッドに入りました。

おしゃれな店構え
和牛のたたき
馬刺し(ただし熊本産)
揚げ豆腐なんだけど!過去イチうまかった(本日の優勝メニュー)
出汁の効いた最高のカレーうどん
福井といえば!ヘシコ
しめ?w

ツール・ド・ふくい2024:新幹線開通を祝う第1回大会

福井Day2

早朝3時。まだ暗い時間に目を覚まし、準備を整えます。10月なのにあったかいといった空気を感じながら4時にはホテルを出発し、スタート地点である「今庄365スキー場」へ。「ツール・ド・ふくい」は今年が第1回目の大会であり、北陸新幹線の金沢・敦賀間開業を記念して企画されたイベントです。参加者数は約1000人以上。関西方面からの参加者が多い印象です(当然かw)


選択コース

コース(距離)は以下3つから選択可能で制限時間も設定されている。
普段から乗りなれている方でないとちょっと苦労するであろうと思う。
残り15㎞地点くらいからの登坂途中で、ライドをあきらめた歩行選択者や足がつって休息している方、あるいはぶっ倒れて横たわっている方など大勢みおりました。はじめてチャレンジするロングライドとしてはエイドも少なくなかなかにハードなイベントである認識で参加いただくのがよいかなと思うなど…

ロングコース(200km)- 10時間以内で走破できる方
ミドルコース(160km)- 9時間以内で走破できる方
ショートコース(100km)- 7時間以内で走破できる方

参加記念品

ノベルティは「アンクル・リンネさんの描き下ろしサコッシュ」などなかなかに良い。ちゃんと使いたくなるアイテムだ。ゼッケンもヘルメットへに貼りつけるだけでジャージには不要でこれが地味によい。自転車フレームにも不要。


そしてスタート

スタート地点に到着すると、駐車場にはすでにライダーたちの車がぎっしり。まだ空は暗いものの、受付を済ませ、6時のスタートを待ちます。いよいよスタートの合図が鳴り響き、一斉にペダルを踏み出しました。

スタート&ゴール地点

スタート直後、待ち受けていたのは、全長6kmを超えるクライム。福井の道は舗装がとにかく美しく、両側に広がる木々の風景も見事。登坂の途中でも、自然の息吹を感じながら走ることができるので、辛さが半減します。

そこそこの勾配が続く中、呼吸を整えながらペースを維持して進みます。序盤のライダーたちは元気いっぱいで、ペースも速い。朝いち肌寒いなかでもそこそこの強度で体も温まり、また最高の舗装路と最高のロケーションでテンションバク上がりです。登坂後はハイスピードでダウンヒル。そのご平坦路が続き爆速トレインに乗せてもらい最高に気持ち良く第1エイドに到着。

第1エイドはスタートから38km地点の「道の駅あぢかまの里」


そしてエイドを出発が平坦路をすすみながら朝日に照らされキラキラと輝く琵琶湖の壮大な景色でした。湖面に反射する光とその静寂に、一瞬疲れを忘れ、ただその美しさに見惚れてしまいました。


メタセコイア並木での疾走感

高島市にある「メタセコイア並木」。この区間も楽しみにしていた場所です。整然と並ぶ巨木の下を走り抜ける瞬間は、まるで別世界に迷い込んだかのような感覚。風が顔を撫でる感触と、木漏れ日の美しさが相まって、この上ないライド体験でした。しかしながら高速トレインではある。トレインの速度がさらに上がり、全体のペースは非常に速く感じました。エイドステーションが少ないため、補給の時間も限られており、足の合うグループでの走行が非常に気持ち良い体験でした。(無理してふんでた)


若狭湾の絶景とリアス式海岸

100kmを超えたところで、若狭湾に到達しました。このリアス式海岸の絶景は、まさに自然の芸術そのもの。青い海と切り立った海岸線が織りなす景観は最高そのもの。折り返し箇所が存在するが!事前にエイド箇所をチェックしておかない私の問題であるが、当然折り返し地点にエイドが設置されているものと思い込み。。。がしかしエイドがない。この時点で手持ちの水がなくなり。。。乾きとの戦いに。その他もライダーも同様なのか途中自販機にむらがっているなど!私はなんとか耐え抜き次のエイドまで粘りきった。


最後のクライムと達成感

ツール・ド・ふくいのラストスパートは、再び今庄365スキー場へと戻る道です。最後の登り坂が最も厳しく、疲労がピークに達する中で脚に力を込めてペダルを回しました。この登りが終わると、フィニッシュラインが待っています。とにかく辛かったのひことです。あきまれて歩いている参加者も多数おりました。かなり歯を食いしばって出し切るくとを強いられる200kmちかく走ってきた最後に試練にしてはキツすぎやしないか。(がゆえの達成感もある)

最後のエイド飯

終わりに

今回のツール・ド・ふくい2024は、福井県の美しい自然と共に、最高のライド体験を提供してくれました。福井の舗装された道、澄んだ空気、そして地元の人々の温かいおもてなし。第1回大会ながら、素晴らしいイベントで、間違いなく次回も参加したいと思わせてくれる内容でした。ただ周辺の宿泊キャパが少なそう。宿泊予約そこそこ苦労しました。宿ははやめがよさそうです。次回あるなら!

コース設定も素晴らしい。またエイド飯もかなり考えられていると思います。必要十分かつ疲労度にあわせて必要なものが接種できるメニューなど誰がプロデュースしてるんだろう?とても素晴らしかったです。コース案内や誘導もしっかりされており、MAPがなくても迷うことはなさそう。

また参加している方も強い方が多くハイスピードでとても楽しめました。

都内からだと遠い!それだけがネックですね。それでも行く価値があるロングライドイベントだと思いました。ぜひ継続してほしいイベントです。

なかなかの強度だった

余談

普段は運転することが多い私ですが、今回はずっと助手席で楽させてもらいました。疲労状況なども含めて代わりに運転することに備えて1Day保険にははいっておきました。しかし運転機会なく楽ちんというかむしろ何もしないので、睡魔との闘いではありました。寝ては失礼やと頑張りましたが、最後30分くらい寝堕ちました。ごめんなさい。

そして帰宅したのは0時30分。洗濯して、荷物を整理して2時に就寝。
弾丸福井1泊2日で土日つかって300㎞ちかく漕いでるとかなかなかの達成感。

福井県には飛行場もないし、東京から最も遠いエリアとしていく機会もありませんでしたが、自転車という趣味をもって日本中にいくモチベーション(機会)が得らえれていることはとても幸せだなと思いました。これからも日本中を走り回れるように、健康と脚力UPと時間とお金を確保するために頑張って日々過ごそうと思います。


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いもひろし
ロードバイク・スキー・キャンプ 等の機材購入など