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第10話 ある日の土曜日の午後、家でテレビをボーッと観ていた時、寄子の携帯が突然鳴った。 …
第9話 一方寄子は気が気でなかった。 なんということをしでかしてしまったのか、という気持ち…
第8話 森育三郎は、長身で爽やかなルックス、ペチャクチャ喋るタイプではなかったが、それな…
第7話 もうみるみるうちに寄子の顔は、ユデダコの様になったが、気づくと「これ、私の番号で…
第6話 当時寄子は、築20年ほどの古いアパートに住んでいた。小さな庭が付いていたが、そこで…
第5話 ある日の夕方、トイレから事務室に戻ってくると、るり子と育三郎が何やら楽しそうに会…
第4話 「雨止みましたかね〜! アーお腹が空いて空いて。 今日は、夜唐揚げ食べたいな」 るり子の声にハッと思考を遮られ、寄子はそそくさと帰り支度を始めた。 「お疲れ様でした〜〜!」 「おぅ お疲れ〜」 ふと見上げると、空がほんのりピンクに染まって、なんとも美しいグラデーションになっていた。 (はあ、今日は肉じゃがにしようかな。) 寄子は、あまり感じた事のないような期待と不安の入り混じったような不思議な感情に戸惑いながら、家路へと急いだ。 「ただいま〜」 誰もいないシ
第3話 会話が弾んだ事で、胸にドキドキは少し収まったかのように思えた寄子だったが、「では…
第2話 ある雨の激しく降る夕方、あと5分で仕事も終わるかという時だった。 勢いよくドアを開…
第1話☆ ポカポカと太陽が暖かいある春の日曜日。 百足(ももたり)寄子は、自宅ベランダでお…