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【速報】南武支線205系1000番台置き換えに、E127系を導入
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2023年2月27日、JR東日本横浜支社はプレスリリースにて南武支線に、同社新潟支社の越後線で活躍しているE127系0番台V12、V13編成を導入することを発表しました。
⑴ E127系0番台について
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E127系0番台は、1995年に新潟地区で活躍する元急行型車両(165系、169系など)の老朽化に伴い導入された車両です。電動車1両、付随車1両で構成されています。2両編成13本が導入されました。車体は、ステンレス製を採用し、床下機器はGTO素子VVVFインバーター制御を採用しました。。車体の設計は当時、首都圏で導入されていた209系を基に設計したといわれています。地方向けの電車という事で、トイレも設置されました。新潟地区近郊で活躍し、2両単位で柔軟に編成を組むことが出来るのが本形式の長所です。
大きな変化があったのは、2015年3月のダイヤ改正です。このダイヤ改正では、上野東京ライン開業や北陸新幹線開業など様々な話題がありました。E127系が活躍する新潟地区では、信越本線の一部区間を民間の鉄道会社(えちごトキめき妙高はねうまライン)に路線を譲渡することが発表され、このときE127系0番台13編成中、11編成が譲渡されることになりました。これにより、JR東日本に残存した2編成のE127系は彦根線を中心に活躍をすることになりました。
2017年には、譲渡された編成を含めたすべてのE127系に対して機器更新をしました。GTO素子からIGBT素子の物に換装されました。
2022年に、彦根線で活躍していた2編成のE127系が定期運用を終えました。しかし、同年6月にE129系14両が落雷により故障したため、E127系を用いて代走していました。
⑵ 205系1000番台について
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205系1000番台は、2002年に南武支線(尻手~浜川崎間)で活躍する101系の老朽化に伴い導入された編成です。全ての編成は、元々は中間車で先頭車化改造が施工されています。具体的には、中央・総武緩行線用(4両)と山手線用(2両)のモハユニットに先頭車化改造しています。205系の中では唯一、ワンマン運転が出来る仕様になっています。
2016年に小田栄駅が開業したことを機に、車体の帯の一部が五線譜入りのデザインに変更され、座席も音符入のものに張り替えられました。
しかし、近年は車両の故障が多く、電車が動かなくなって立ち往生するなど問題になっていました。
⑶ E127系の導入に際し、気になること
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➀ 205系1000番台は3編成が在籍しているが、E127系で置き換え出来るの?
南武支線では、今度のダイヤ改正で運用を減らすという話は出ていないですね。そうなると、私の予想ですと205系1000番台は1編成残ると思います。今年の1月には、W4編成が検査を通したみたいなので残存するのか気になりますね。
② E127系のトイレはどうするの?
JR東日本の資料には、トイレの所に↑で車いすスペース設置と記されています。今後、トイレを撤去して車いすスペースが設けられるのか気になります。
③ 3ドアで大丈夫?
E127系は3ドアですが、205系は4ドアです。従って、ドアが1つ減ってしまいます。南武支線は、京浜工業地帯への通勤路線なので平日の朝・夕方は混雑するのではないかと懸念しますね。どのような、対策を打つのか気になります。
E127系については、今後も横浜支社から詳しい発表もあるかと思うので、新しい情報が来たら書き込もうと思います。