DX白書2021から見るDX人材要件
2021年10月11日にIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が
「DX白書2021」を公開しました。
https://www.ipa.go.jp/files/000093701.pdf
DX人材育成を支援している我々デジタルシフトクラブとしては、
特に第3部「デジタル時代の人材」に注目しました。
https://www.ipa.go.jp/files/000093701.pdf
以下にサマリを。
まず、IPAによると日本企業の多くが「事業戦略上、変革を担う人材の量と質どちらも不足している」としている。
その中でも特に重要と考え、育成したい人材は「プロダクトマネージャー」と「ビジネスデザイナー」となっている。
上記と類似するがDX領域で採用・育成すべき人材像としては、変革リーダー(DXを主導するリーダー)が最も多く、その後に業務プロセス改革を牽引できる人材、ビジネスデザイナー、アーキテクト、プロジェクトマネージャーと続く。
IPAが定義している人材要件一覧は以下。一言でDX人材と言っても多種多様な職能・要件があることがわかる。
また、IPAでは企業変革を推進するためのリーダーにあるべきマインドとスキルについても触れている。日本は中でも「リーダーシップ」と「実行力」が求められており各企業がDXをこれから本格的に推進するための「ゼロイチ人材」を必要としていることが推測できる。
こういった人材の確保については、中でも従業員規模が301人以上1000人以下という中堅~準大手企業で不足している。
また、日本の企業においては米国と比べて企業変革を推進する人材のキャリアサポートが大きく遅れていることも浮き彫りになった。
デジタルシフトクラブではまさにこういった中堅~準大手企業のデジタル人材不足を解消するために、これからもあらゆる方法で育成を支援していく。
中でもプロダクトマネージャー・ビジネスデザイナーといったいわゆる「DX推進部門」のメンバーやリーダーのための実践的な学習プログラムや研修を通じてDXを推進するためのマインドセットや、スキルセットを強化していきたい。