Y:11 SNSデトックス
今年は情報との付き合い方を変えようと思っていた。基本的には絞る方向に。その一環として、1か月ほどSNSを見ない(開かない)生活をしてみた。
前々から、SNSデトックス的な話を読んでいて、ちょっとやってみたいなという気持ちと、これによって劇的に生産性が上がるのではないかという微かな希望もありやってみた。
結果は、劇的に何か変わることはなかった(笑)うすうす、そんな変わらないだろうと思ってたけど、予想通り変わらなかった。
ただ、いくつか気づいたことがあったので、それについて書いてみる。今回、ひと月ほど開かなかったのは、facebookとtwitterとinstgram。見るのをやめてどうなったかと言うと、
1.世界が縮小した
2.手持ち無沙汰が増えた
3.石田ゆり子から抜け出した
1.世界が縮小した
というのは、facebookを見なくなって、自分の見る世界が半径5メートルの世界に変わったということ。これまではfacebookで遠くにいる友だちの生活や仕事ぶりが見えていたのが、全く見えなくなった。これはtwitterを見ていないからというのもある。単純に世界が小さくなった(良い悪いはわからない)。
一つ心配していたのは、何か決定的な情報を取り損ねたりしないかどうかだった。さっき、久々にfacebookを見たら、たくさんの通知が来ていた。仕事関係でいろいろな情報がこの1か月で流れていて、有益なものもあった。ただ、現時点ではSNSを見ていなくて、何か致命的な取りこぼしをしたというようなことはなさそうだ。取りこぼしたものに気づくというのは、そもそも難しいかもしれないが。
私としてはずいぶん、facebookの友だちにご無沙汰していたような気でいるのだけど、おそらく、私の友だちは、私がひと月、facebookを開いていなかったことに気づくことはなかっただろう。この感覚は不思議だった。一人勝手にご無沙汰している感。
2. 手持ち無沙汰が増えた
そこまでSNSに依存しているわけではないと思っていたし、そんなに見ているわけではないと思っていたのだけど、デトックスして気づいたのは、あらゆる隙間時間にSNSを見ていたことだ。人やUberなどを待つ時間。作業が停滞している時間。レンジでチンしている間等々、ちょっと空いた時間にことごとく、スマホを見ていた。もう癖のように、スマホをタップしてしまう自分がいて、驚いた。
で、デトックスをしたことで、どうなったかというと、youtubeを見る時間が増えた気がする(笑)これは本末転倒なのだけど、結局youtubeの動画を見ている時もあった。SNSではないので、youtubeは見てもよいとしていた。
ただ、youtubeで動画を探すのもけっこう大変というか、片手間で見られるというものはあまりなく、結果的に、手持ち無沙汰、ぼ~っとする時間が増えた。かっこよく言うと、空を見上げる時間が増えた(笑)でも、事実として、顔が下を向く時間は減ったと思う。
ぼ~っとというと、無意味に聞こえるかもしれないが、「余白」ができた感じ。何かでシャワーを浴びているときによいアイデアを思いつくというのを読んだ覚えがあるが、ぼ~っとしている時間に、すぽっと何かこれからしていきたいことのタネ的なものを思いつくことはあった。
隙間に情報を入れなかったおかげじゃないかと思っている。何でもかんでも隙間を埋めてはいけないなと、思うようになった。あと、その隙間は読書の時間にも変わった。
3.石田ゆり子から抜け出した
想像以上にinstagramで石田ゆり子を見ていたことに気づいた。フォローすれば、自動的に見られるから楽なのに、フォローするのはちょっと恥ずかしい自分がいて、結局、毎回、履歴をたどって見に行くという、石田ゆり子に思いのほか時間を割く生活をしていた。そこから、ようやく抜け出した。時々yahooニュースとかでおじさんが食いつきそうなタイトルで石田ゆり子のインスタの話が出ているが、もうね、そんなものからは毅然と距離を置いてます(笑)
1か月SNSから離れてみて、隙間時間にぎゅうぎゅうにはまっていたSNSを実感した。一人暮らしをしていると、ついついスマホを覗き込んでしまう。スナック菓子をつまんでいるような、絶えず何かを口にしているような感覚に近い気がした。必須ではないことはしない、時に、感覚を休ませることも大事そうだ。
私の場合、これで劇的に生産性があがったわけでもなかった。youtubeを見る回数が増えてしまった。それでも手持ち無沙汰な時間も増え、それは大事なんじゃないかと思っている。生れたタネを育てるためにぼ~っとする時間を増やしていきたい。
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