「あいうえバトル」が出る&メイキング
「あいうえバトル」が出るよーわーいヘ(゚∇^ヘ)(ノ^∇゚)ノ ヘ(^∇゚ヘ)(ノ゚∇^)ノ。
*ゲームマーケット2021秋で登場。すぐに完売になりました。ありがとうございます。
*現在、Anaguma gamesオンラインストアや、ゲームショップ等で販売中です。
さらに幻冬舎からハンディなバージョンが登場しました。
もともとは、紙ペンゲーム。
Anagumaのみなさんが「これはおもしろい!」とめちゃくちゃ気に入って、がんがん遊んでくれた。
アナログゲームのいいところは、遊ぶことで創造/想像されることだ。より面白くなる。
で、Anagumaさんから、パッケージ版を作りませんかと提案があって、あれこれいろいろ工夫して「あいうえバトル」パッケージ版が完成したのである。
紙ペンゲームのときは、1文字当たったときは「アタリ」と宣伝するだけだった。それが、ちゃんと「ちょっかんくん」を裏返して、当たった文字を見せるという具体的なアクションとして示されるようになった。当たった文字数と、まだ当たってない文字数が、7体並んだちょっかんくんの裏表ではっきりわかる。
言った文字も、あいうえおボードのうえにチップを置いていく。どんどん文字が埋まっていくのが見て取れる。
こういった具体的な手応えのある実態物として動いて、可視化されることで、おもしろさが倍増。っていうか、遊びの雰囲気がぐっと上がった。
「あいうえバトル」は、後半せめぎあいになることが多く逆転も頻発して盛り上がるのだが、その盛り上がりが、紙ペンよりもはっきりと物体としてパッと一望できる場が生み出されるのは強い。
そもそも「遊び」は、場の雰囲気が盛り上がることが大切だ。そのために視覚や手応えとしてのブツがどれほど重要なのか、今回の「あいうえバトル」パッケージ版でひしひしと感じた。
そもそも、ちょっかんくんが42体もいるだけで楽しい。
片付ける時、いちいち足を外さなくていいように箱も厚みたっぷり。
家族で遊ぶゲームの定番になるんではないか(なってほしい)。
「あいうえバトル」の楽しいポイントを思いつくままに書いてみる。
お題にそった言葉を決めて、その言葉を推理するのが楽しい。
7文字いっぱいの長い言葉のほうが有利かと思いきや長いと当てられて推測されやすくなるので、短い言葉で当てられないようにスリ抜け勝ちするという手もあるが、短いとあっという間にやられちゃう可能性も。
さらに、「ぐぁばじゅーす」みたいな濁点や小書き文字の「ぁ」「ゅ」は大文字で書くので「くあはしゆーす」となって当てられにくくなったり。
何の単語を書くかでも、さまざまな戦略がある。
さらに文字当ての場面でも、頻出文字を選ぶか、開いた文字から推測するか、当人の書きそうなものを予想するか、さまざまなアプローチが可能。
さらに、かぶってる文字をどう扱うか、っていう後半の戦略も熱い。
もちろん、何文字か開いたところで言葉を推測し「わかった!」ってなったときのアハ体験的な爽快感も楽し。わかりそうでわからない「うむむー」の時間も悩まし楽しい。
「鍵は“う”だったか!」「あそこで刺しとけばよかった」「なんでそのワード!」と感想戦も盛り上がる。
というわけで、「あいうえバトル」ゲームマーケット2021秋 両-エリアA07で、ぜひ。
以下、「あいうえバトル」のアイデアをどう出したか、どういう動機で作ったか。
メイキング・オブ・あいうえバトル
「あいうえバトル」の最初のバージョンは、2020年5月に発表した。
1:コロナ禍でも遊べるゲームを
コロナ禍になって、気軽に集まれず、みんなでわいわいボードゲームができなくなった。
ボードゲームを作ったり遊んだりするのが好きな自分としては、そうとうなダメージだ。落ち込む。
だが、ピンチこそチャンスだ。コロナ禍に遊べるアナログゲームを作ろうじゃないか。
っていうのが、最初の動機。
3密にならず、つまり集まらずオンラインで(Zoomを活発に使い始めたので、Zoomなどのビデオ会議システムを使えばいい!)遊べるゲームがいい。そうなると、特別なコンポーネントは使わないほうがいい。紙ペン、あとはトランプぐらいか。
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