『いっしゅんジェスチャーはぁ?』は、「仲間が増える」ことの素晴らしさと悲しさを体感するゲーム
『いっしゅんジェスチャーはぁ?』は、仲間をつくる歓びと悲しみのゲームだ。
ゲームマーケット2023春【5/13,14両日‐ケ08】から頒布スタート。
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「仲間が増える」は、いいことばかりじゃない
「仲間が増える」というのは、いいことばかりじゃない。仲間が増えることによって、うまくいくことと、うまくいかないことが出てくる。
『いっしゅんジェスチャーはぁ?』は、ジェスチャーゲームだ。
ふつーのジェスチャーゲームは当たらなかったときが、地獄。
ひとりで、当ててもらえないジェスチャーを、もう新しい表現も思いつかないジェスチャーをえんえんとやらされるハメになる。
『いっしゅんジェスチャーはぁ?』は、一瞬しかやらなくていい。
音声ガイドに従って(だから、ルール説明の手間がかからない)、回答者は一瞬だけ目を開く。その間しかジェスチャーが見れない。
仲間が増えると……
親は、回答者のうちひとりを指名する。でも、一瞬しか見てないからまず当たらない。ハズす。
親が手招きして、ハズした人を呼ぶ。お題を共有して、ハズした人はジェスチャー側に参加するのだ。
こんどは、ふたりでジェスチャーをする。
一瞬だけ見られる。
ハズしたら、またその人がジェスチャー側に参加。
こんどは三人でジェスチャーだ。
ハズしたらこんどは四人でジェスチャーだ。
その次は五人でジェスチャーだ。
というふうに、どんどん集団ジェスチャー人数が増えていく。
集団で一瞬のジェスチャー
声を出して相談できず、ちょっとした動作や目配せ、前回のジェスチャーをもとにチームワークを組み上げる。
うまく集団一瞬ジェスチャーができたときの一体感。
できなくてグズグズになったときの敗北感(だいたい「できんかったー」と「わからなーい」の爆笑になる)。
しかも、ダメだこりゃーーーーってなったのに、当たったりする奇跡も起こる。
チームワークの混乱と素晴らしさ
人数が増えすぎたために、混乱が起こり、よけいにお題から遠ざかったりもする。
人数が多いからこそ表現できて、バッチリわかったりもする。
新しく参加した人の絶妙なジェスチャーで、全員のジェスチャーが美しく形づくられることもある。
チームワークが生み出す混乱と素晴らしさと奇跡を凝縮した「何か」が生み出される瞬間がある。
失敗するたびにチームワークは鍛えられる
『いっしゅんジェスチャーはぁ?』は、「失敗するたびにチームワークは鍛えられるのだ」ということを短い時間のなかで繰り返し体感するゲームだ。
もう1つの新作『負けるな一茶』もよろしく。
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