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アルゼンチンタンゴを聴こう!

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知っているようで詳しくは知らないアルゼンチンタンゴの世界。 タンゴはどういう音楽?その歴史は?聴きどころは? タンゴを知らない方でもその音楽のおもしろさ、楽しみ方がわかるnote…
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記事一覧

タンゴ歌謡の魅力⑥~ジーラ・ジーラ

タンゴの発展はブエノスアイレスの発展の歴史にほぼ一致しています。 第一次世界大戦後の1920…

リベルタンゴはタンゴの代表曲?

先日、依頼演奏の打ち合わせでプログラムの選曲をしましたが、「何か皆さんが知っている有名な…

クリスマスのタンゴ

今日はクリスマスイヴ! ということでクリスマスにちなんだタンゴ名曲を紹介‥‥といきたいと…

コンチネンタルタンゴって何なのさ

今回は番外編のお話。 私たちタンゴ・グレリオが演奏しているアルゼンチンタンゴとは別に「コ…

タンゴ歌謡の魅力④~シルバンド

カトゥロ・カスティージョ、セバスティアン・ピアナ作曲、ホセ・ゴンサレス・カスティージョ作…

タンゴ歌謡の魅力③トロイロの〈スール〉、ピアソラの〈南に帰ろう〉

トロイロの名曲「スール」「タンゴ歌謡の魅力」第3回。 まずはアニバル・トロイロの代表曲のひ…

タンゴ歌謡の魅力②ノスタルヒアス

「ノスタルジー」という言葉にはなんとなく昔を懐かしんでほっこり…というイメージがありますが、タンゴにおけるノスタルジー=Nostalgiasは激しい慟哭をともなうような強い感情を巻き起こす言葉のようです。  それはかつて思い焦がれて手に入れられなかったもの、喪失してしまった愛や夢、今はもう自分のもとを去って二度と手に入らないもの・・・タンゴとはこのようなノスタルジーを描き出す音楽ジャンルと言ってもいいでしょう。 単なる懐古趣味とは一線を画すのです。 さて今日の一曲はそのも

タンゴ歌謡の魅力①ブエノスアイレスの小さな喫茶店

タンゴの歌はご存知でしょうか? 「タンゴってダンスでしょ?」と思われるかもしれませんが、…

「破局」~シニカルな視点のタンゴ

先日に続いてバンドネオン弾き語りのルベン・フアレスの歌と演奏による「デセンクエントロ(破…

バンドネオン弾き語り~ルベン・フアレスの世界

個性的で素晴らしい音楽の世界を表現したタンゴ・ミュージシャンを紹介しましょう。 ルベン・…

2021年にタンゴを想う

明けましておめでとうございます。 今年もバンドネオン&ギターDuo「タンゴ・グレリオ」をよろ…

12月11日は「タンゴの日」

本日12月11日は「タンゴの日」。 大歌手カルロス・ガルデルとタンゴの第1次黄金期を築いたフ…

エドゥアルド・ロビーラ~ピアソラにならなかった男

2021年に生誕100年を迎えるアストル・ピアソラ。 来年はますますこの現代タンゴの巨匠への関心…

「ラ・クンパルシータ」はタンゴじゃなかった?

おそらく一般的に最もよく知られているアルゼンチンタンゴといえば何といっても「ラ・クンパルシータ」。 タンゴはほとんど知らないという人でも、印象的な冒頭を聞けば「あの曲だ!」とわかるでしょう。タンゴ楽団がアンコールの定番として演奏することも多い曲です。 あまりにも有名すぎる曲のため一種のパロディのように使用されることも多く、「黒猫のタンゴ」や「団子三兄弟」といった童謡もこのラ・クンパルシータを誇張したような作りになっています。 このように「アルゼンチンタンゴの代表曲」とみなさ