見出し画像

【おうち読書のミカタひろば】保護者さまが集まるコミュニティイベントを開催しました!

お子さんの読書を大切にする保護者さまが集うこのイベントも、いよいよ第4回を迎えました。
回を重ねるごとにおうち読書の輪が広がっていくのを感じます。

普段の生活では読書の話やおうち読書の相談を思う存分できる場所というのは、実はなかなかありません。
保護者さま同士での会話では、本や読書のことを話題に出してもすぐに塾やタブレット学習の話にうつってしまったり、大切だと思う気持ちに共感が得られなかったり……。
読書を大切にしている保護者さまほど、「物足りない」と感じてしまうのではないでしょうか?

「おうち読書のミカタひろば」は、お子さんの読書に日々向き合う中での経験やお悩みをシェアできる場所です。
ご自身の経験が他の保護者さまにとっての解決策になったり、逆に明日からの我が家のおうち読書のヒントを見つけて帰ったり。

「読書っていいよね」という思いをもった保護者さまが集い、語り合うイベントです。

🌟「おうち読書のミカタひろば」とは?
「子どもの読書を大切にしたい」
「読書の良さをもっと深めたい」

読書教育に取り組む保護者さまが、体験談、お悩み、日々のヒントをシェアできる場所です。おうち読書を大切にしている保護者さまであれば、ヨンデミーご受講にかかわらず、どなたでも参加できます。

前回から「おうち読書のミカタひろば」として、誰でも参加できるオープンイベントとなりました。
また、前回から対面とオンラインの同時開催をしております。
そのためお住まいに関係なく、気軽におうちからご参加いただけるイベントになりました!

おうち読書に取り組む保護者さまの交流の場として、ますます活気づいた前回イベントの様子をレポートします。

自己紹介タイムから読書トークが!

まずは自己紹介タイム。
簡単な自己紹介をしながら、イベント参加回数で色分けされたミニ名刺を交換します。
オンラインの方は、代わりのプロフィール付き壁紙を配布しました!

当日交換した名刺のイメージ。読書トークのきっかけになります。

ミニ名詞には事前に記入いただいたアンケートより、それぞれのご家庭の読書にまつわるお悩みを印刷していました。

「それうちもある!」と同じ悩みを共有したり、正反対なお悩みに驚いたり……みなさんそれぞれのおうち読書のリアルなお話に、始まる前から大盛り上がりです。
初めてご参加の保護者さまも半数ほどいらっしゃいましたが、早くも頼り頼られるグループの一員となっていました!

読書を通したお子さんの成長に感心

自己紹介のあとは、それぞれのおうち読書について語るライトニングトーク。
3名の保護者さまにご登壇いただき、ご家庭での読書の様子や「読書をしていて良かった!」と感じたエピソードなどを自由なテーマで語っていただきました。

お話の一部をお伝えします。

🌟Sさん:初めて見る○○も、本で読んだから「これ知ってる!」
小2の息子の最近の変化として、事前に本を読んで知っている知識と実体験が結びついたとき、読書家のワザ「つなげる」を使う機会が増えてきました。
例えば、パパが取引先の名刺をダイニングテーブルに広げて整理をしているときに、「これなぁに?」「名刺だよ!パパと一緒にお仕事する人の会社名や名前や連絡先が書いてある自己紹介のカードだよ!」と教えると、「これ知ってる!」と「科学漫画サバイバル」シリーズの『地下鉄のサバイバル』を持ってきて「ほら、ここ!」と開いて教えてくれました。

読んだ時は一瞬で過ぎてしまうページも、内容を理解して覚え、現実の出来事とつなげて学習を深めていることにとても感心しました。読書と体験をつなげることで、生きてる知識が一つ増え、語彙を増やしていく機会につながったと実感し、成長を感じた一面となりました。

🌟Mさん:ジャンルが広がってよかった!……けれど次のお悩みが。
ヨンデミーを始めた今ではヨンデミー先生に薦めらた本のシリーズを読破したり、女の子が主人公の魔女っ子系や童話も読むようになりました。新しい本への抵抗がなくなったのか、親が薦めた本でも手に取ってくれるようになりました。
ただ、最近一つだけ気になっていることがあります。それは、ヨンデミー先生に薦められた本を1回しか読まないことがあることです。1回だけの読書で、子どもが本をどの程度理解しているのか、何回か読めばもっと新しい発見があるのではないかと思ってしまいます。
読書は楽しむもの、自由なものだからこそ、親としては色々と考えてしまって悩みも尽きない。でも、一人で悩まずに、こうして読書について一緒に考えてくれる方がいて、本当にありがたいなと思っています。

🌟Aさん:小さい頃から電車が大好きだったお子さんが実際に……!?
自分で読むようになったものの路線図を好んでばかりの息子に、物語を読ませたいと思って探したのが「電車で行こう!」シリーズです。
図書館で予約し息子に渡したところ、学校図書でも自分で借りるようになりました。その中の『電車で行こう!60円で関東一周』を小5で読んでから、ずっとやりたかったという関東一周を、先日叶えました。中学になって出会った同じく電車好きのお友達5人と147円で13時間かけて出かけてきました。
息子が好きなことに対して、本を読むことと経験を絡めてトコトン付き合ったことで、息子は本を読んで憧れたことを叶えたい気持ちを持ち、また自分で行動する力がついたこと、小さな一歩かなと思っています。

なんとお子さんのお写真も送っていただきました!

本で読んだ知識を役立てて実際にお出かけ! 電車への思いが伝わります。

読書を通して世界を拡げていくお子さんの成長には、会場全体で感心の声が上がりました。
日々お子さんに向き合う保護者さまだからこその等身大のお悩みもシェアしてくださり、共感を呼んでいました。

学びをシェア! おうち読書勉強会

続いては、おうち読書勉強会。
読書教育に関する本を保護者さまに事前に読んでいただき、学びになったことや感想、実践してみたことをシェアしてもらうコーナーです!

保護者さまの学びのシェアにみなさん興味津々です✨

こちらも一部をご紹介します。

🌟Oさん:『子どもの誇りに灯をともす』
……では読書教育がここにどう関係してくるかですが、探求学習のテーマを探したり、深掘りしたり、学習に必要な技能を底上げするなど広く効果があると考えられます。
我が家ではくるみ割り人形の絵本を気に入ってくれて、YouTubeでバレエの動画を見て、他のバレエ作品のお話も知るようになって、子ども用バレエも見に行って、大人用のバレエ図鑑もみて、とうまく興味を広げることができました。こういう種をできるだけ見つけられるといいのですが、そのために多くの世界の導入部分を知るのに読書は手軽で効率が良いと思います。

🌟Tさん:『「読む力」はこうしてつける』
リーディングワークショップの時間の内訳は、最初の5-10分でミニレッスン、次の30分はひたすら読み、教師はその間に生徒の相談にのります。最後の5-10分は共有するというものです。
この流れ、なんだかどこかで聞いたことがありませんか・・?
そうです!ヨンデミーです。
毎日ミニレッスンが送られてきて、読書した後は感想を送って、本の友に共有する。
ヨンデミーはリーディングワークショップを家庭で実現するためのシステムを構築してくれていたんです!
ただ、我が家では子どもにまかせていたら、まず読書して、その後感想を提出してからミニレッスンの流れになってしまっていました。このことに気づいた後はすぐに、ミニレッスンは読書の前にお願いしました。

保護者さまの実体験を織り交ぜた学びのシェアは、まさに共に読書教育に向き合う仲間からのメッセージです。
「勉強会」の名前の通りに、みなさんが明日からのおうち読書のヒントを見つける時間となりました。

▽今回の読書勉強会で取り上げた本はこちら!

ロン・バーガー著『子どもの誇りに灯をともす――誰もが探究して学びあうクラフトマンシップの文化をつくる』翻訳:塚越悦子 解説:藤原さと(英治出版)

吉田新一郎著『「読む力」はこうしてつける』(新評論)

お悩みをみんなで解決! おうち読書座談会

ここからはグループに分かれて座談会へ。
事前にアンケートでうかがったお悩みを中心に、保護者さま同士で語り合いました。

🌟お悩みの一部をご紹介
・読書感想文の課題図書や、これ面白いよ!と渡した本は興味を示さないどころか、嫌がる……。
・気に入ったシリーズ以外の本を読む時間が減ってきてしまった。
・本を読む時もありますが、動画の方が気になるようでどうしたものかと思っています。
・絵だけをみて文字は読んでいないのだと思います。

「わかります!」「うちの子は……」「やってみようかな」などの言葉が飛び交っていました!

読書はお子さんを見守るのがいちばん、それを大事に取り組んでいるとはいってもお悩みは尽きないもの。

それぞれのお悩みに真剣に向き合い、共感したり効果のあったサポート方法をシェアしたり、おうち読書のリアルな話がどんどん出てきます。
盛り上がって気づけばあっという間に時間が過ぎていました……。
同じように日々悩みながら、お子さんの読書に向き合ってきた保護者さま同士、温かい言葉が盛んに飛び交っていたのが印象的です!

大人のためのヨンデミー!? 保護者さま同士の読書トーク

続いて、今回初めての企画である「大人ヨンデミー」です。

現在のヨンデミーは、主にお子さんを対象として読書をサポートしています。
でも、読書を楽しんだり深めたりする行為はなにもお子さんだけのものではありません。
保護者さま同士でも、本をおすすめしたりされたり、感想を書いたり……とそんな体験ができたら、もっと読書への思いも強くなるはず。
そこで、グループで保護者さま自身の読書トークに花を咲かせる企画を考えました。

おすすめの本をご持参いただいた保護者さまも。実際に開いて見せてくださいました。

大人ヨンデミーでは、事前にテーマを設定していました。
テーマはこちらの3つ。
①子育てに関する本
②親子の思い出の本
③自分の好きな本
保護者さまの中には、本をご持参いただいた方もいらっしゃいました。

「同じグループの方からおすすめしていただいた本がとても興味深く面白そうで、ぜひ読んでみようと思った。」
「どの項目も大変興味深く楽しかったですが、『その本知ってます!』『この作家さん、私も好きです!』『いいですよね〜!』と共感しあえたことが大変嬉しかった」
と、うれしい感想をいただきました!

会場ではお子さん向けの企画も同時開催

イベント会場では、講師によるお子さん向けの企画も同時開催しました。

今回はアプリでも大人気のほんせいぶつの劇や、お面づくりや塗り絵を行いました!

また、思わず本が読みたくなる本紹介動画を視聴する時間も。
見終わった後は動画で紹介されていた本を食いつくように読んでいました!

お子さんたちは本紹介動画に見入っていました👀

こちらで視聴した動画は、ヨンデミーのYouTubeチャンネルである「ヨンデミーちゃんねる」にて公開中です!

▽ヨンデミーちゃんねるはこちらからご覧ください。

イベントの参加者へ、素敵なプレゼントが!

朝日新聞出版アエラ編集部さんより、「AERA with Kids」のサンプリングのお土産をいただきました!

家に帰ってからも、おうち読書について考えるきっかけになるプレゼントでした。
ありがとうございます!

参加者の方々の声

今回のイベントにご参加いただいた皆さまの声を、少しだけ紹介します。

🌟自分が母親になってから読む本は、子育てや教育に関わるジャンルを選ぶようになったことを改めて気が付きました。
日々の悩みについて、直接それを話し合うことも別のコーナーでできましたが、より前向きな姿勢で、どんな本のどんなところが参考になったなどの話ができたので、子育てに熱心なお母さん方ならではの選書のお話が聞けてとても貴重で勉強になりました。

🌟「本」を中心に、楽しい時間を過ごすことができたので。読書好きな方や子どもと本の関わりに関心を持つ方なら、ぜひオススメしたいです。そうでない方でも、読書だけでなく子育てのヒントに繋がる話もたくさんあるので、きっかけがあればオススメしてみたいです。

🌟読書は学校で執拗なくらい推奨されているものの、保護者の熱量が違ったり、あまり保護者同士が関わる時間もなくなってきてしまいました。本人がライバル意識が強いこともあり、刺激しすぎないような子の保護者がもし見つかりましたら、積極的に紹介したいです。

おわりに

「おうち読書のミカタひろば」は、読書を大切にする保護者さま同士が経験やお悩みをシェアする場所です。

「読書教育に熱心な保護者さんのおすすめの本を知るよい機会になった。」
「読書に火がつく具体例を知れて取り入れるヒントになったら、と思いました。」

そうした声をたくさんいただき、今回のイベントでも読書教育の輪が広がっていることを実感しました。

「読書教育」という概念もまだまだ知られていないなか、各ご家庭が、手探りでお子さんに本を読んでもらおうと取り組まれているのが現状です。

「読書は良いと信じているけど、『本当に?』と聞かれるとうまく言えない」というお声も多くいただきます。

だからこそ、こうして読書教育に取り組む保護者さま同士が直接交流できることは、大きな一歩だと思うのです。

読書そのものへの想いや、読書を通した子育てへの想いを、同じ熱量で語り合える場所をこれからもたくさん作っていきたいと思います。

ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

▽次回は9/1に開催します。イベントの詳細・お申込みはこちら!

▽イベント参加には「おうち読書のミカタひろば」LINEオープンチャットへの参加が必要になります。参加登録はこちら!

▽「おうち読書勉強会」はミカタラジオでも聴くことができます📻


▽前々回のイベントレポートはこちら!

▽楽しく習えば、読書はハマる ヨンデミーはこちらをチェック

▽友だち追加だけでおうち読書をサポート! 公式LINEアカウント「教えて!ヨンデミー」はこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?