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10年後になくなるべきブランド。
ビニール傘は、
いつでも気軽に購入して、使い捨てが出来る一方で、
CO2の排出量という面で、その存在価値を見直す動きがあるようです。
『アイカサ』というサービスも始まっていることですし、
もしかしたら、近い将来、『ビニール傘』は、この世から消えていくのかもしれません。
とはいえ、
現在では、その便利さから利用されている『ビニール傘』。
突然の雨に遭遇し、その都度、購入している『ビニール傘』。
ついつい、家にため込んでしまっているということはないでしょうか。
そんな廃棄予定の『ビニール傘』を回収し、ファッションアイテムへと生まれ変わらせるブランドが、リサイクル品の企画開発を手がける株式会社モンドデザインにより立ち上げられました。
その名も、『PLASTICITY(プラスティシティ)』です。
ブランド立ち上げの背景には、廃棄問題についての取り組みを加速させたいということもあるようですが、将来的に目指す着地点は、『10年後になくなるべきブランド』だそうです。
『PLASTIC』 の問題を抱える『CITY』 にフォーカスし、
回収したビニール傘のビニール部分を取り外し、洗浄した後、数枚重ねて圧着させたものを生地として、商品を製造するようです。
どんな商品が出来るのか興味があったので、
ラインナップを見てみると、透明感が溢れるデザインの商品が多く、めちゃカッコいいです。
個人的には、ウエストバッグが欲しいです。
サスティナブルな社会を実現するために立ち上げたブランド。
そして、その目的を実現するということは、自らの手で立ち上げたブランドをなくす、ということです。
社会全体の利を取りつつ、環境問題に取り組む素敵な会社です。
皆で応援していきたいものです。
向山雄治