【仕事術】「管理下にある6割」と「臨機応変に対応する4割」
仕事術について書いたnoteが好評だったので、スタッフからの要望もあり、今回も書いています。
前回の仕事術についてのnoteはコチラ ▼▼▼
今回のスタッフからの質問は、
「自己管理しながら仕事をするコツは何ですか?」
です。
社会人として、自己管理することは当たり前のことですが、管理職という役職があるくらいですので、意外と難しいことかもしれません。
でも、自分で管理できるようにすることがベストであることに間違いありません。
結局のところ、自己管理するためには、
・目的・目標設定が明確であること
・全体像を把握していること
・成果に責任を取ること
がすべてだと思います。
ここが不明確だと、悪気なく、雑な仕事をやってしまいがちだったり、仕事の期限までに納品が間に合わないという状況に陥ったりするかもしれません。
1.管理下にある6割
ちなみに、「完璧主義」という言葉があります。
完璧主義がゆえに、
・細部までこだわりすぎて、必要以上に時間がかかってしまい、仕事の期限に間に合わなかった
・タスクの前半部分は充実しているが、時間配分をミスって、後半部分は質が低い仕事をしてしまった
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
おこがましい言い方ですが、本当に完璧主義だったら、納品の期日までに、求められているクオリティで完了するように仕事をやると思います。
完璧主義という言葉には、もしかしたら複数の解釈があるかもしれません。
例えば・・・
1)思いつくものすべてを「完璧」にやること
2)押さえ所を「完璧」に把握すること
という感じです。
1)の場合は、大抵、全体像を把握してないがゆえに、思いつくものすべてを実践しなければ不安だという心理を出所としている場合が多いように思います。
結果、作業やリソースの無駄打ちが多い割には、結果的に、未達に終わるというケースもあるのだと思います。
さらには、仕事を完璧にやらなければいけないというプレッシャーや、不明確さが原因で迷走してしまい、結局、仕事が手につかず、逃避して、先延ばしにしてしまう方もいるかもしれません。
完璧にやるというよりも、意図なく自分に出来る作業をひたすらやって、ある意味、作業に依存して成果に責任を取っていない状態かも知れませんね。
一方で、2)の場合は、全体像を把握しているため、求められているクオリティで期限以内に完了しやすいと思います。
達成するための作業ボリュームを把握し、スケジュールに合わせて、適切に配分することが出来るからです。
もはや、完璧主義というか、原理原則に則って効果的に仕事をしている感じだと思います。
ボクの場合は、上記2)のパターンで、かつ6割くらいで見切りをつけながら仕事をしています。
ちなみに6割くらいで見切りをつけるというのは、手抜きをするという意味ではなく、目的・目標達成までのストーリーを描いたうえで、管理下にある重要なことに注力するということです。
外的要因で決まる可能性があるもの、つまり管理下にないことは、目的・目標の達成に支障がない範囲内でモニタリングする前提で、区切りをつけて、次のフェーズに進むようにしています。
もちろん、外的要因で決まると言っても、その対策を準備すること自体は管理下にありますし、成果に責任を取るために、シミュレーションや議論はやり切っている状態にします。
6割はfixさせて、4割は仕事を進めながら臨機応変に対応するイメージです。
2.臨機応変に対応する4割
学生時代に免許を取るために自動車学校に通っている時の話ですが、テキストで坂道発進の勉強をしていた際、「サイドブレーキって、本当に必要なの?」と疑問を感じていました。
いざ、坂道発進に挑戦した時、正直、舐めていたこともあり、サイドブレーキを下ろした瞬間に車体がガクッと下がり、慌ててアクセルを踏み込んだことを今でも覚えています。
個人的には、何事においても、成果を作るためには、自動車学校のように、学科と実技を組み合わせることが理想だと思っています。
つまり、実践をしながら必要なことを取り入れ、改善することを繰り返しながら、目標を達成することが効果的だと考えています。
そもそも世の中において、必ず想定外のことが起きると思っていますし、管理下にない部分を完璧に仕上げるために時間と労力をかけることよりも、管理下にある重要な2割を見極めて注力し、万全の準備をして全体の6割をfixした上で仕事を進めて、残りの4割の部分を臨機応変に対応しながら仕事をする力を育むことが大事だと思います。
仕事に没頭していると、無意識に視野が狭くなり、目的を見失って、仕事を頑張ることが目的にすり替わったりするケースもあるかもしれません。
それを防ぐためにも、常に目的にフォーカスしなおす余力というか、余白のような部分が必要だと思います。
そんな4割の部分を作っておくことによって、情熱的に、かつ冷静に仕事を進めることができたりもすると思います。
3.サイヤ人作戦
ちなみに、想定外のことが起きた際、「失敗した!」と感じることもあるかもしれません。
「失敗した!」と感じた時に、そこで挽回する努力を怠れば、本当に失敗になってしまいます。
大事なことは、イレギュラーから学び、改善して乗り越え、経験値を蓄えて、次の仕事に活かすことです。
想定外の場数を踏むごとに強くなると考えています。
これを、『サイヤ人作戦』って呼んでいます 笑
ドラゴンボールのサイヤ人は、戦って死にかけたところから復活すると強くなるという性質があるんです。
サイヤ人作戦、最高だと思いませんか?
目的・目標達成のために挑戦することを楽しみ、管理下にあることに、日々、全力を尽くします。
向山雄治
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