【子育て】#11 黄疸との闘い~はじめての壁~【はじ赤】
赤ちゃんのからだの知識、持ってんの?
現在嫁氏(よめし)、35歳。
昔から赤ちゃんについては無頓着だった。
好きか嫌いかで言えば嫌いよりだったし、赤ちゃんのいる環境にいることはなかったし、恥ずかしながら友達は少ないので、出産した友達の分母も低い。
要は興味がなかったし、苦手だったから自ら情報を取りに行くことはなかった。
いよいよ子どもが欲しくなり、妊娠してから知識は増やしていったが、最低限のラインのみ仕入れ、イレギュラーが起きたときはそのキーワードで対応をしていく…という方法をとっていた。
ーーこれには理由があって、わたしはHSPであり不安症である。それと35年付き合っていると、マイナス情報はとことん排除していかないと精神衛生が保たれない。だから「調べすぎない」「ぶつかったら専門家や経験者に相談、そのあとに備考として検索」ということを心掛けている。調べたときにはエビデンスをとことん追求する。
思えば妊娠中はイレギュラーの連続だった。
重症妊娠悪阻で起き上がることができなくなり、入院。
過去の子宮頚部円錐切除の術歴から、子宮の入口(出口?)を縛るシロッカー手術で入院及び早々に長期休職。
切迫早産で入院。
大きく動けず、お金ばかりすっ飛んでいった10ヵ月だった。この時は体のことは病院に任せて、お金のことばかり調べていたな…。
さぁ出産し、別の個体になった母と子。
コロナの影響で、クリニックが開いている母親学級などのセミナーも、すべてなくなり、事前に参加できたのは、自治体が実施している両親学級のみ。その時の内容は抱っこの仕方、おむつ替え、父親への諭し…このくらいだったか。
ふりかえれば、コロナ渦の今、絶対的に情報待ちではいけなかったことに気づいていなかった。
よくぢょんに「そんなことも知らないの?」と言われ、ムッとしたものだ…
(ぢょんは下に年の離れた兄弟が2人いて、お世話を任されていて一般的な知識は早くから培っていたよう)
(対してわたしは、実母との折り合いが未だついておらず、情報共有は一切なくわたしの時の育児などの参考話は存ぜず)
ところで黄疸とは…正常の赤ちゃんでも上記のような理由で多かれ少なかれ黄疸は発生しますが、中には普通の赤ちゃんと比べて異常に早いタイミングで黄疸が発生したり、異常に強い黄疸が発生することがあり、「新生児黄疸(病的黄疸)」と呼びます。ビリルビンの値が高くなりすぎると、脳にダメージが出てしまうことがあり、場合によっては麻痺などの後遺症が残ることがあります。https://penguin-kids.com/blog/2020/02/post-418/
とにかく、ゆるふわ~と母親になってしまった嫁氏。
「黄疸」
というイレギュラーといえばイレギュラーな状況に、
ただただ、「アタフタ」した。
そして…今まで感じたことのない重圧がドーンと降りてきた。
仕事でのプレッシャーを感じたことは幾度となくある。
まぁ不器用なわたしなので、失敗しながらなんとか船を漕いでいくんですが…
育児となると…プレッシャーの種類が違うように感じて、「だめだったらリカバリ」の概念を当てはめていいものなのか?
人としてそれはいけないのか?
急に思考の方向性が制御され、なにより感情にも左右されて、
途端にダークサイドにすとんと落ちてしまった。
俯瞰してみれば、
医者はたっだひとつの最善策を提示しているし、
ぢょんはその最善策を実施するためのサポートはしている。
だから嫁氏はその道をただ歩けばよいのだ。
「きっちり3時間おきに母乳またはミルクをたくさん飲ませる。」これ。
だけど、
それに付属してくる言動や環境などがわたしの感情をいたずらしてしまって~のダークサイド。
医者がこちらの行き詰まりを救い上げてくれない…とか。
黄疸の危険度の説明がない…とか。
ぢょんが黄疸を楽観してて不安…とか。
そんなこんなでロンリー感が爆上がりしてダークサイド。
泣いちゃうよねぇ、泣いちゃう。
てのひらに調子が悪くなってる命のってんのに、調子よくしようとしても命リアクションしてくんないんだもん。
不安で泣いちゃう。
不安症大爆発しちゃう。
不安症だから大爆発してるけど、そのへんのマネジメントうまいひとでもちょっとヤラれるんじゃない?どうだろ?そこもうまくやってくんかな…?
でもね、やっぱり医師の対応は見直してほしいところ。
②でも書こうと思うけど、新米妊婦が調べられる範囲は限られているし、調べたところで右も左もわからないというところは変わらない。
症状についての詳細と危険度は口頭でしっかり伝え、こちらからの質問にはしっかり答える。
圧迫したところでアナタの気が済むだけ。
頼むよ…。
そんなわけで育児の洗礼を受けた嫁氏。
受けつつも、やることはひとつ。
もう最初からひとつ。笑
神経が立ってるので、ギンギンで授乳。
そんな24時間を過ごし、翌日の小児科外来に行く話は、
#11 黄疸との闘い②でどうぞ。