映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』第1弾予告が来たぞぉぉ!!
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』の続編となる第8作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』の第1弾予告がいよいよ到着!しかも2025年5月23日に日米同時公開……これはアツい!ということで、予告で気になったシーンについて語っていくぞ。
『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』第1弾予告
過去の選択・行動の果てにある”現在”
意味深なナレーションだ。今回の危機はイーサンのこれまでの全ての選択・行動の積み重ねが生み出したもの。そう思わざるを得ない状況に陥るのかもしれない。現に、予告には過去の作品を思わせるカットがいくつか挿入されている。
『ミッション:インポッシブル』
既報のとおり、『ファイナル・レコニング』には第1作『ミッション:インポッシブル』でイーサンからNOCリストを奪取されアラスカに飛ばされた悲運のCIAアナリスト、ウイリアム・ダンローが再登場する。
彼がどのような形で登場するのかは明らかになっていないが、予告でダンローの次に映るイーサンが持っているナイフはまさに、あの時落としたナイフと酷似している。同じナイフなのか、それとも似たナイフを見てイーサンが彼を思い出すシーンなのか。いずれにせよ、ナイフ1本でダンローの人生は大きく変わった。イーサンがCIA本部に潜入した、という行動の結果の1つが彼のアラスカへの左遷なのは間違いない。
『M:i:Ⅲ』(ミッション:インポッシブル3)
M:Iシリーズのファンなら誰もが予告を見て「ラビットフット!お前、ラビットフットじゃないか!!」とテンションが上がったのではないか。
ラビットフットとは、『M:i:Ⅲ』に出てくる重要アイテムだ。作中で詳細は明らかにされていないが、バイオハザードマークが付いた厳重な容器に格納されていることから、何らかの生物兵器ではないかと推測される。
注目すべきは、ラビットフットに手をかけるイーサンの新規カットが作られている点だ。『デッドレコニング』でIMFに加入する前のイーサンをディエンジングで登場させる案があったそうなので、恐らくはこの技術で若返り撮影されたものだろう。
過去の選択・行動の帰結を意図したフラッシュバック的な挿入シーンだと思われるが、ダンローの例もあるので何かしら『M:i:Ⅲ』に曰くのあるエピソードが挿入されるのではないかと期待せずにはいられない。
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』
『お前は一人を助けるために何百万もの命を危険にさらした』というのはまさに、第6作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』の冒頭でルーサーを人質に取られたシーンだろう。ルーサーを助けることを優先したために敵にプルトリウムを奪われることになった。ハンリー長官には「一人の命と何億もの命を天秤に掛けた時、きみはたった1人の命を選んでしまう。それはきみの弱さかもしれんが、きみの強さでもある」と評された。
前作からのキャラも続々登場
前作終盤でガブリエルに胸を刺されながらもイーサンを助けたパリス。最後は瀕死の状態だったが、予告ではイーサン達と行動を共にするところが見られた。ガブリエルの言ったとおり、今作では仲間になったようだ。
個人的にパリスはお気に入りだったので仲間だろうが敵だろうが、再登場は本当に嬉しい。
他にもCIAエージェントのブリッグスとドガも再登場する。特にドガは上の画像を見てもわかるとおりイーサン達と行動を共にするようだ。ブリッグスは前作でイーサンに対し何らかのわだかまりがあることを匂わせていた。彼とイーサンとの間に何があったのかも明らかになるに違いない。
エリカは大統領になって再登場?!
前作でオファーを受けながらもコロナ禍の影響で撮影に参加できず、残念ながら出演できなかったアンジェラ・バセット演じるエリカ・スローンがカムバックすることがわかった。
『フォールアウト』ではCIA長官だったエリカ。『デッドレコニング』ではキトリッジがCIA長官となっているため彼女がその後どうなったのか気になっていたが、ご覧くださいこの画像。どう見てもエアフォース・ワンを降りた大統領の図だ。ハンリー長官のようにCIAからIMFへ移った可能性も考えていたが、着実にステップアップしトップに上り詰めたようだ。
『フォールアウト』以降は恐らくイーサンと信頼関係を築いたと思われるので、今回の登場で大統領となったエリカがイーサン、そしてIMFへどのような対応をするのかが見物だ。
話題になったプロペラ機での超絶スタントシーンも登場!
2022年9月に公開された動画ではプロペラ機上に立ったまま大きく旋回するという度肝を抜かれる超絶スタントで話題になった。
予告内でプロペラ機上でのアクションシーンが見られるので、本シーンの撮影中に撮影されたコメント映像だったのだろう。それにしても命綱があるとしたってこんな上空でのスタントとは無茶が過ぎる。さすがトム様である。
復活ならずか?ウィリアム・ブラント
第4作~第5作で活躍したジェレミー・レナー演じるウィリアム・ブラントはシリーズでも人気キャラの1人だ。第6作『フォールアウト』以降登場はないが、作中で離脱の理由が語られていないため、登場しないだけでどこかで活躍しているに違いない。
スケジュール等々の理由で当時は続投できなかったレナーだが、本人も今なら復帰できるかもしれないと前向きに語っていただけに、もしかしたら……と淡い期待を寄せていたが、予告を見る限り再登場はなさそうだ。
2023年元旦に大事故に遭い重傷を負ったこともあり、いずれにせよ今作には間に合わなかったかもしれないが、いつか、何らかの形でブラントの消息を知ることができると良いのだが――
突っ込みどころ満載な海中シーン
まずこちらをご覧いただきたい。
パンイチで海底に横たわるイーサンってどういう状況だ?潜水艦から脱出したものの酸素が尽き沈みゆくイーサンかと思ったがウエットスーツすら着ておらずパンイチというのが解せぬ。背景や髪とシャツを靡かせながら近づくグレースも相まってとても幻想的だ。下のグレースは恐らくイーサンに酸素を口移しているのではないかと予想するが、だとしても状況が謎過ぎる。これはもう上映を待つしかない。
イーサン・ハントのひとつの集大成
第1作のキャラクターの再登場や過去の選択・行動の帰結など、今作がM:Iシリーズの、そしてイーサン・ハントのひとつの集大成となることは間違いなさそうだ。
予告と共に公開された海外版ポスターはイーサンの傷だらけの顔面が写っているが、傷の一つ一つ、刻まれた皺の一つ一つがこれまでのイーサンの旅路を感じさせるもので、表情も相まってグッときてしまった。
だが、これがイーサンを見る最後の作品になるかはわからない。今作を最後にM:Iを卒業する話も出ていたが、その後、80歳まで続けたいといったコメントも出ているので、続くか否かはトムの健康と意欲次第だろう。個人的にはいつまでも元気で、イーサンを演じ続けるトムを見ていたい。
まずは、来年2025年5月23日、イーサン、そしてIMFメンバー達の活躍を見れることを楽しみに待ちたい。
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他にもM:Iシリーズを語っている記事があるので、あわせて読んでいただけると嬉しいです。