人生における正解はつくっていける
なにかを始める時だけではなく、なにかを辞める時にも、1番大切で、1番最初のステップは「決めること」だと思う。
「決めること」は、特別な知識やスキルは必要ない。
場所や時間に関係なく、いつでもこの瞬間にもできる。
それでも「決めること」を避ける人も多い。
自分で「決めること」、それはすごくこわい。
誰かに決めてもらえたら、なにかがあった時に責任を逃れることができる。
その「誰か」のせいにしてしまうことができてしまう。
だから時に人は「決められる」ことを選ぶ。
時には文句を言うことがあっても、歩き続けられる楽な道なのかもしれない。
だけれど本当は、自分で決めるからこそ開ける道もあるのではないだろうか。
正解の道を進んでいるかどうかは分からないけれど、ほしいものは自分が一番よく分かっている。
自分の中にある「なにか」を信じて起こした行動は、案外間違っていないことも多いと思っている。
人生の中で生み出されている直感が導く正答率は高い。
それでも不安になってしまう時は、正解するために決めたわけじゃないと思うようにしている。
いつだって最短ルートで、間違うことなく、迷うことなく進んでいけたら楽なのかもしれない。
でもそれって、自分で「決めること」よりも難しいと思う。
誰にも未来のことが分からなくて(だからこそ楽しい!)、正解の道を選べるのかをいくら考えてみたとしても誰にも分からない。
多数派の常識的な選択が、自分にとっての正しい答えかどうかは分からない。
だからこそ選んだ道を正解にしていくことに徹していたい。
選んだ道が遠回りだったとしても、そこで見つけたこと、出会った人、学んだこと。
そのひとつひとつが、人生に小さな点を落としていく。
自分が選んだ行動がつくった点は、いつかやがて別の点とつながって、いつしか線になっていく。
その線が自分ひとりでは考えもしなかった「出会い」や「新しい決断」を人生にもたらしてくれる時がくる。
スティーブ・ジョブズが残した、こんな名言がある。
将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。
後で振り返ってみてつなぎ合わせることしかできないのです。
だから私たちは今やっていることが、いずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかないのです。
自分の勇気、運命、人生、カルマ… それが何であれ、信じるのです。
やがて点と点がつながると信じることで、たとえそれが皆の通る道からはずれていたとしても、自分の心に従う自信が生まれます。
これが大きな違いをもたらすのです。
You can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards.
So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.
You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever.
This approach has never let me down, and it has made all the difference in my life.
人生にはいつも、想定外のサプライズが待っている。
どんな道を進んでいても、必ずだれにでも起こりうる。
そんな時に「こんなはずじゃなかった」と思うのか、「これがいつか線になるかもしれない」と思うのでは、それから先の人生で見える景色は変わってくる。
どんな時でも捉え方次第で、オリジナリティが溢れた道を切り開いていくことができると思う。
自分のこころに従って、自分の決めた道を歩む人生でありたい。