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超短編物語「忘却の図書館」の内容について、AIをしつこく質問攻めしてみた#1
生成AIが面白い話をしてくれると言うので聞いてみました。その話がこちら。
忘却の図書館
未来の地球には、世界中のあらゆる書物や記録が収蔵された「忘却の図書館」と呼ばれる場所が存在していました。この図書館は物理的な建物ではなく、時間の裂け目の中に浮かぶ、不思議な空間に広がっていました。入り口は見つけることができず、図書館に入る方法は「忘れたい」と強く願った者にだけ許されるのです。
その図書館には、ありとあらゆる本が収蔵されていましたが、その多くは「忘れられたもの」についての本でした。例えば、世界中の人々が忘れたはずの古代の出来事、消え去った文明、忘れ去られた人々の名前、さらには「個人の思い出」ですら、そこに書物として保存されていました。
図書館を管理しているのは、名前のない老いた司書でした。彼は言葉少なに、図書館を訪れる者を静かに見守り、ただ「その記憶を本当に忘れたいのか」と尋ねるのです。もし訪問者が「はい」と答えれば、その者の記憶は本の中に吸い込まれ、その人は図書館から出る際にその記憶を完全に忘れることができます。
ある日、一人の青年が図書館にやって来ました。彼の名はエリオット。彼は失恋の痛みと罪悪感に苦しみ、その記憶を忘れたいと願っていました。エリオットは、長い廊下を歩きながら、自分の記憶に関する本が並んでいる棚を見つけました。そこには彼の人生のあらゆる瞬間が書かれていたのです。幼少期の記憶、友人との冒険、失恋の苦しみまでも。
司書が現れ、彼にいつものように尋ねました。「その記憶を本当に忘れたいのか?」エリオットは深く考え込むことなく「はい」と答えました。彼はもうその痛みを感じたくなかったのです。司書は静かに本を取り出し、指でページをなぞりました。すると、エリオットの心からその記憶が薄れていくのがわかりました。彼は深く息を吐き出し、まるで新たな人生が始まったかのような気分でした。
エリオットは出口に向かって歩き始めましたが、突然、背後から声が聞こえました。「待ちなさい」。振り返ると、司書が手にもう一冊の本を持っていました。「この本も忘れるかね?」
その本の表紙には、エリオットがかつて忘れていた「ある選択」について書かれていました。彼は驚きました。その選択とは、幼少期に家族を救うために取った勇気ある行動であり、エリオットにとって誇りでもあったものでした。だが、なぜそれが忘れ去られていたのか、エリオットは全く覚えていませんでした。
司書は静かに言いました。「記憶とは、良いものも悪いものも繋がっている。悪い記憶を消すと、そこに紐づく良い記憶も失われることがある。君はそれでもこの道を選ぶか?」
エリオットはしばらく考え込みました。そして、彼は悟りました。痛みを感じる記憶がなければ、喜びの瞬間もまた、その深みを失ってしまうのではないか、と。彼は深呼吸し、司書に本を返しました。「忘れたくない」と。
司書はゆっくりと微笑み、頷きました。すると、エリオットが失ったはずの記憶が徐々に蘇り始めました。失恋の苦しみも、家族との温かな瞬間も、彼の中に戻ってきました。しかし今回は、彼はそれらを別の視点で受け入れることができました。
エリオットはその後、忘却の図書館を離れ、二度と戻ってくることはありませんでした。しかし、彼は知っていました。あの図書館は彼の中に、そして世界中のどこかに、いつでも存在しているのだということを。
AIへの質問
ここからAIとのやりとりが始まります。ストーリーを深掘りしていきます!一つ目の質問はこちら。
エリオットが忘れたいと思ったほどの失恋の痛みと罪悪感について詳しく教えてください。
(次回に続く)
さいごに
皆、誰でも記憶から抹消したい過去、ありますよね。エリオットは失恋によるつらい経験を記憶から消したいと思い、図書館に足を踏み入れたわけですが、それほど彼を追い詰めた背景には一体何があったのでしょうか?
また、「この老人は何者なのか?」「なぜ老人はエリオットを選んだのか?」「その後のエリオットはどうなったのか?」
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(ちなみに?)
サムネイル画像は「Stable Diffusion」で作成しています。Stable DiffusionをPCで動かすにはある程度のスペックのものが必要です。自分も画像生成AIを試してみたい!という方はこちらの記事もぜひご覧ください。