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嫌われる勇気 幸福を得るための考え方「課題の分離」とは?

ようくんはいまおそらく人生の選択を迫られている時期だと勝手に思っておりまして。

ここから先は殴り書きになってしまうのですが、この「嫌われる勇気」という本はとても重要なことを自分に投げかけてきている気がするので、ようくん自身がこの本を読み進めていく中で得た解釈を備忘的に残させてください。

なので、皆様のお役に立てないかもしれません。お忙しい方は飛ばしていただいて結構です!(お越しくださっただけでも感謝です!)


前回のおさらい:幸福とは他者への貢献感である


こちらは前回の記事です。今回の話に繋がる前段になりますので、お時間の許す方はぜひご覧ください。

本書には幸福とは他者への貢献感である。という言葉が登場しました。

そうかもね。と思いました。さらに、

誰かに目に見える形で貢献できているかどうかは関係なく、自分が主観的に貢献感を持てればそれでいい。

そうなんだね、なるほどね、と思いました。


現実のシーンで考えてみる① 会社における上司・顧客との人間関係


ただ、これを現実社会の人間関係に当てはめて考えたとして、果たして同じことが言えるでしょうか?考えてみました。

例えば、いくら自分が頑張って仕上げた仕事でも、上司や顧客の承認が得られなければそれは貢献にはならない。言い換えればこの世の中は主観的な貢献ではなく、客観的な貢献が求められる


仕事をして不幸に感じるのはこれが理由であると考えれば、妙に納得がいきませんか?


ですが、本書では以下のように反論しています。


上司や顧客からの承認が得られないから不幸に感じるのは、幸福を得る手段が他者からの「承認」に依存しているから。


さらに、アドラー心理学には「課題の分離」という考え方があり、「幸福を得るには他者の課題に介入してはいけない」ことを求めてきます。


上記の例でいえば、上司・顧客が承認するかどうかは自分ではなく彼らの課題である、ということです。彼らの判断は、自分にはどうすることもできないから、それに怯える必要はないということです。

他者の判断に怯えて生きる生き方は、他者の人生を歩むことになるため幸福は得られないと本書は主張しています。


現実のシーンで考えてみる② 商品購入における販売者と消費者の関係


今度は、私たち消費者視点で考えてみましょう。こちらの方が分かりやすいかもしれませんね。私たちがAmazonで商品を購入したとします。

メーカーが「これは良い商品ですよ!」といくらアピールしても、消費者が「これは良くない商品だ」と評価したら、私たちはAmazonに返品することができます。何なら低評価のレビューを書き込むことだってできます。

果たして、メーカー側は幸せと言えるでしょうか?メーカーは消費者からの評価を気にしますので、これは消費者に依存した生き方であり幸福感を得られません。

ただ、メーカーが不幸になろうと私たち消費者がそこに関与することはありません。ですが、それでいいのです。これが「課題の分離」という考え方です。私たちは無意識のうちに幸福を得る手段として「課題の分離」を実践しているのです。


さいごに


最後までご覧くださった皆さま、お付き合いいただき本当にありがとうございました。繰り返しになりますが、ようくん自身の解釈であるため、間違っている可能性がある点、どうかご容赦ください。

この記事は自分の頭の整理用でもあったのですが、お伝えしたかったのは、①も②も事象は違えど本質は同じということです。

どちらも他者の承認に依存した生き方であるため幸福を得られない。

つまり幸福を得るためには「承認欲求は必要ない」というが本書の主張です。他者からの承認を必要としない(嫌われてもよい)生き方こそが自由であり、幸福を得られる手段なのだ、としています。

ようくんは現在、会社の中間管理職でもあるのですが、いまのポジションを捨てて(会社を辞めて)この先を生きていくか、会社員としてのキャリアアップを再び目指すかの選択を迫れています。

会社に所属する以上、上司・部下や顧客との人間関係は避けて通れません。組織や顧客を相手にする以上、上下関係も存在しますが、本書では仮にそうだとしても意識の上では対等であるべきだと主張しています。これはまた別に機会に記事にしたいと思います。

本書は、現代人の感覚とは異なるベクトルで話を展開してくるため、少なくとも私には理解が追い付かないと感じる場面があります。

ただ、「人生最大の悩みは対人関係である」というのがアドラー心理学の根幹であるとする一方で、現代人の一番の悩みでもあり、そこには納得感があるためもう少し読み進めたいと思います。

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