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メモリOCでゲーミング性能は変わる?
AMD Ryzen 7 9800X3Dのベンチマーク結果が出揃ってきましたね。各メディアを見る限り、7800X3D同様、フルHD、WQHD解像度では相変わらず無双しています。ただ、4K解像度ではGPU性能の方が重要となるため、こちらも傾向的には7800X3D同様です。
FHD、WQHDでプレイされる方は購入を迷う方もいると思います。ただ、価格も異常に高い・・・ゲーミング性能を上げるには、グラボ、CPUももちろん重要ですが、実はメモリOCでも若干伸ばすことができます。
今回は、FF15ベンチマークでメモリOC(AMD EXPO有効化)の有効性を見ていきましょう。
環境:
・CPU:Ryzen 5 7600
・GPU:GeForce RTX 4070 Ti SUPER
・メモリ:DDR5 32GGB(16GB×2)
FHD (メモリ定格動作:4800MT/S)
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CPU使用率は概ね80%、GPU使用率は75%前後でした。GPUが遊んでいるためCPUが足を引っ張っている状態です。フルHD解像度の場合はCPU性能も重要だということが分かります。
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FPSは235前後。
WQHD (メモリ定格動作:4800MT/S)
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CPU使用率は概ね70%、GPU使用率95%前後くらいでした。まだまだGPUには余裕がありますね。WQHD解像度の場合でもCPUはより高性能なものを選びたいところです。
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FPSは190前後。
4K (メモリ定格動作:4800MT/S)
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CPU使用率は概ね50%、GPU使用率99%前後くらいでした。4Kの場合はGPUの負荷の方が高いためミドルスペック程度のCPUでもゲーミング性能はあまり低下しません。
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FPSは105前後。
さて、ここからはメモリを高速化(EXPO有効化)させてスコアの変化を見ていきましょう。
FHD (ADM EXPO有効化:6000MT/S)
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スコアは22121→22710と約2.7%のスコアアップ。
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FPSも235→240と若干上がりました。
WQHD (ADM EXPO有効化:6000MT/S)
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スコアは19996→20713と約3.6%のスコアアップ。
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FPSも190→202と若干上がりました。
4K (ADM EXPO有効化:6000MT/S)
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スコアは11255→11549と約2.6%のスコアアップ。
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FPSは105→109と若干上がりました。
検証に使ったPCパーツを紹介します。
さいごに
ご覧いただきありがとうございました。
現在は物価高、円安の煽りを受けて半導体が高騰化しているため、もしお使いのPCがINTEL XMP/AMD EXPOに対応している方はマザーボードの設定を変えるだけで少しだけフレームレートを伸ばせるかもしれません。
さらに、より高速なメモリを選ぶことで更にスコアアップ(フレームレート向上)を見込めます。
ただ、OCに頼りすぎるとPCが起動しなくなったり動作が不安定になることがあります。6400MT/Sあたりまででしたら問題ないと思われますが、6700MT/Sあたりから不安定になるようです。
AMD EXPOを有効化する方法はこちらでも紹介していますのでよろしければご覧ください。
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