エンジニア&ライトゲーマーのデスク周りを紹介⑥ オーディオ編
デスクツアーを始めて今回で6回目。デスク周りのコンセンプトを1回目で紹介していますので、よろしければこちらもご覧いただけると嬉しいです!
ところで皆さん、PCで音楽聴きますか?
ようくんはPCで音楽を流してヘッドホンで聴きます。当然、PCに備わっているイヤホンジャックに挿せば音楽を聴くことはできますが、よりよい音で楽しむためにある程度のオーディオ環境を構築しています。
オーディオ関連については、奥が深すぎてこの記事では書ききれないし、読まれている方にも聞きなれない用語が出てきますのでポイントを押さえて解説します。
デバイス構成
通常のリスニング時は、PC→USB-DAC→ヘッドホンアンプ→ヘッドホンで音声出力しています。
USB-DACとは?
PCのUSBポートから出力した音声データをアナログ変換するデバイスです。PCに最初から備わっているイヤホンジャックなんかも、実はマザーボードに搭載されているDACを通してるためアナログ信号を流すことができるのです。
DACの主な役割は、先述したアナログ変換とノイズ除去になります。人が音楽を聴くためにはアナログ変換が必要になるのは理解できると思いますが、ノイズ除去はいまいち分かりづらいですよね。
ノイズにも種類はありますが、いわゆるホワイトノイズ(サーッという音)とか、そもそもPC自体が電子機器ですからPCから発せられる電磁波なんかも音楽を聴く上ではノイズとなりUSBケーブルに乗ってしまいます。それを除去してきれいな音に変換してくれるのがノイズ除去機能になります。
ようくんが使用しているUSB-DACはこちら。
「ES9039MSPRO」という割とグレードの高いチップが使われています(グレードが上がるほどアナログ変換の品質も向上します。)また、BLUETOOTHやS/PDIF(いわゆる光デジタル)、同軸などの一般的なデジタル入力にも対応しています。そのため、スマホからBLUETOOTHで音声データを飛ばすことで高品質なアナログ変換やノイズ除去をしてくれます。
USB-DACにも多くの製品がありますので、PCオーディオを楽しみたい方は、USB-DACにこだわってみるのも良いでしょう。ただ、これ単体で音楽は鳴らせないので、後述するヘッドホンアンプやスピーカー等と接続が必要です。
ヘッドホンアンプとは?
DAC等から出力されたアナログ信号をヘッドホンに伝送する際に音量をコントロールする機器となります。ヘッドホン専用ですのでの主な役割はヘッドホンへの信号伝送、ノイズ除去、ゲイン調整、ボリューム調整となります。
オーディオ界隈では入力音量のことを「ゲイン」と呼び、出力音量のことを「ボリューム」と呼びます。ヘッドホンアンプにもノイズ除去がある理由は、DACや他の機器から伸びるケーブルにもノイズが乗る可能性があるためです。
また、音声データの音量があまりにも小さい場合は、ゲインを上げて対応することがありすが、ゲインを上げると音が割れたりホワイトノイズが乗ることがあるためヘッドホンアンプにもノイズ除去は必要なのです。
ようくんが使用しているものはこちら。
詳細は割愛しますが、HO200にはプリアンプの機能もありスピーカーへの出力もできるようになってます。ヘッドホンでもスピーカーでも良い音で聴きたい!みたいな方は調べてみるとよいでしょう。
また、6.5mmのアンバランス出力と4.4mmのバランス出力に対応しています。バランス出力の方がノイズ対策が強化されていますが、どちらかというと音質の違いの方が多く取り上げられます。バランス接続の場合は音の分離感(ひとつひとつの音が聞き分けられる感じ)が向上します。
ただ、バランス出力の方が音質が良いかはまた別の話。導入コストが高いですし、バランス/アンバランスどちらが自分にとって良いかは結局は好みの問題なのです。
たとえばクラシック等を普段聞かれる方がひとつひとつの楽器の音を聞き分けたい、みたいな場合はバランス出力の方がよいかもしれないですね。ようくんはアンバランス出力の方が好みなので、普段は6.5mmの方に接続しています。
なお、USB-DACとヘドホンアンプを接続するケーブルには以下を使用しています。マイク等でよく利用されるXLR ケーブルと呼ばれるものです。LR用に2本使っています。
ヘッドホン
これだけ語っておいてなんですが、音質に一番大きく影響するのはやはり再生機器なのです。ヘッドホンもまた沼なのですが、「良い音」というのは個々人の音の感じ方による部分が大きく、普段聴く音楽によっても向き・不向きが存在します。
たとえばですが、AKGというメーカーは高音域を鳴らすのが得意なのでクラシック音楽を鳴らすのに向いてる、だとか、同じメーカーであっても開放型・密閉型と分かれてあり、密閉型は低音が響く分高音が埋もれがちだけど開放型は低音が響きにくい、といった構造の違いによる音質の特徴もあり、一概にこれを買っておけば間違いない、と言えないのが難しいところであり、ヘッドホン選びの面白いところでもあります。
基本的に、ハウジング(耳を覆う部分のところ)のサイズが大きいほど音質は良くなる傾向はありますが、音質を左右するのは他にも頭へのフィット具合であったり、先ほど申し上げたバランス/アンバランス接続によっても変わるのであくまでも傾向として捉えておいた方が無難です。
また、ヘッドホンによって音の味付けも異なり、音の傾向(ドンシャリ、かまぼこ、フラット等)があったり、開放型/密型によっても音の聞こえ方が異なりますので、自分に合うヘッドホンって本当に見つけるのが難しいのです。
ようくんはいろいろ持っていますが、主に使用しているのはこちら。
フラットタイプのヘッドホンになりますので、主にスタジオモニター用として使われることが多いタイプなのですが、リスニングに向かないかというとそんなこともないですよ。
どんな音楽もそつなく鳴らしてくれる優等生タイプですし、悪い言い方をすれば個性のない音(つまらない音)とも言えます。ようくんはアーティストが表現したい音がどういう音なのかの方が気になるため、あえて味付けの少ないフラットタイプのヘッドホンを好みます。
SHUREのこちらも個人的に好みの音です。
正直なところ、ようくん的にはこちらの方が好みの音ですが、上のゼンハイザーの方が若干柔らかい音を鳴らしてくれる分、聞きやすいので普段使いとしては560Sを使うことが多いですね。
あと、最後に紹介しておきたいのがこちら。ヘッドホンファンとしていつかは手に入れてみたいです。
まず見た目のインパクトが最強です。このごつい感じがかっこよすぎます。インピーダンスが300Ωもあるので、このヘッドホンをドライブしきれる環境(DACとかアンプとか)はもちろん必要ですが、装着の快適感、音の解像感、分離感などすごいです。ひとつひとつの音が一気に脳内に流れ込んでくるため感動すら覚えます。
「この曲、こんな音鳴ってたの?」「今まで聞いてた音楽って一体・・・」とおそらく誰でも気づくことができるでしょう。ぜひ試聴してみてください。あーほしくなってきた。。。
さいごに
ご覧いただきありがとうございました。
Amazonアフィリエイトプログラムに参加しています。この記事が少しでもお役に立てましたら、リンクからの商品ご購入、フォロー、スキをクリックいただけますと記事更新の励みにもなりますので嬉しいです!
オーディオ関連は沼が深く、自分が好みの音を見つけるのには相当な費用と時間を要します。ヘッドホンだけならまだしも、DACやアンプの組み合わせにもこだわってしまうと自分好みの音が永遠に見つからなくなります。
ですので、よりよい音で聞きたい方は、まずは自分に合うヘッドホン探しから始めることをおすすめします。この世界は、高いお金を出せば良い音を手に入れられるわけではなく、自分で良い音だと思えばそれが正解となりますので、ぜひ試聴してみることをおすすめします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?