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自分のペースで、長く愛せる「名品」の魅力【#私とヨックモック 高山都さん】

ヨックモック公式noteでは、お菓子を愛する方々による読み物企画「#私とヨックモック」をお届けしています。
 
今回のゲストは、モデルの高山都さんです。最近、長く愛される「定番品」に惹かれるようになってきたという高山さん。その理由と、そんな高山さんが思うヨックモックの魅力とは?


30歳を過ぎてから、長く愛されている名品を好むように

長く「名品」や「定番品」と呼ばれるような、「変わらないもの」の良さを実感するようになったのは、ここ10年ほどのことです。

30歳を過ぎ、生活にも少し余裕ができてきて、若い頃は手を出せなかったものに触れる機会を持てるようになってきました。実際に触れてみると、名品と呼ばれるだけの理由や魅力がそこにはあるのだと、しみじみと感じます。

ここ数年は、世の中の流れが速いと感じることが増えていました。次々と変わる流行りに乗っていくことに、ちょっと疲れてしまった自分がいたんです。

もともと、わたしは本をじっくり読んだり、料理をしたりと、どちらかといえば物事にしっかり向き合う方が好き。もちろん、トレンドを意識したり、「憧れのあの人が使っている○○」に魅力を感じたりした時期もありましたが、今は長く愛されているものを「わたしはこれが好き」と言っているほうが落ち着きます。歳をとったってことなのかな、とも思うんですが(笑)。

名品は寄り添ってくれる。だからこそ、工夫したくなる

定番品は、その上品さや揺るがない普遍的な魅力ゆえか、誰にでもよく馴染みます。
 
例えばコンバースなら、25歳のマネージャーさんと41歳のわたし、それぞれ全く違うスタイリングができそうです。きっと若い人は今のトレンドを入れつつの履きこなしになるでしょうし、わたしは定番をさらに際立たせて、シンプルに履くかもしれない。
 
使う人に寄り添ってくれるよさがあって、だからこそ使い手も工夫する、定番品のそんな性質が楽しいです。いっときの流行りではないから、いつまでも古く見えないところも素敵ですよね。
 
今、わたしがものを選ぶときの軸になっているのは、「長く愛せるかどうか」。「一生好きか」はさすがにわからないけれど、3年、5年、飽きずにずっと新鮮な気持ちで向き合えそうなものを選ぶように心がけています。お皿も、お洋服も、インテリアもそうですね。普遍的な魅力があって、今あるものと一緒におうちの空間を作り上げていけそうかは、ひとつの基準になっています。

妹と取り合って食べた「シガール」の思い出

子どものころから食べてきたヨックモックのお菓子も、わたしにとって「変わらない名品」のひとつです。お中元・お歳暮で、大人向けではないおやつやジュースが届くと、子どもの頃ってすごく嬉しかった。その中のひとつが、ヨックモックのお菓子でした。

とくに「シガール」は、サクサクの食感で、優しくてちょうどいい甘さで本当に好き。いつも妹と取り合いになり、詰め合わせの缶の中で細長いスペースが一番に空いていました。中に何かが挟まっているとトゥーマッチになってしまうところ、あのシンプルさが「もう1本食べたい」と思わせます。

細長くてくるくる巻かれているフォルムは、みんなが好きなんじゃないでしょうか。ほんのり甘いサクサクが好きなわたしは、ラングドシャも好き。夏場はちょっと冷やして、いただいています。

今も、いただくと一番と言ってもいいほど嬉しく、わたし自身も贈り物や手土産、ちょっとしたお礼に選ぶことの多いヨックモックのお菓子。個包装、かつ缶のまま舞台裏における、その手土産としての万能さは、20代の頃よく舞台に出ていたときに感じたのを覚えています。凝ったものが好きな方にも、超王道が好きな方にも喜んでいただける「外さないお菓子」ですね。

「入れ物」を考えるところまでが手土産選びの秘訣

いろいろな方とお仕事をさせていただく中で、若い頃から「手土産上手な人ってすごいな」「自分もそうなりたいな」と思っていました。

ヨックモックのお菓子なら、定番の品はもちろん、あえて「シガール」以外のものを選べば、「みんな知ってるヨックモックだけど、こういうものもあるんだよ」とちょっと変化球のお土産にもできそうです。

個人的に、手土産を選ぶときにこだわっているのは、渡す相手や相手のおうちの雰囲気に合うかどうかを想像すること。渡す紙袋の色まで考えて、持っていることがちょっと嬉しくなるもの、高揚感が生まれそうなものや、相手の服装までイメージして似合いそうなものを選ぶようにしています。その点、ヨックモックの深いブルーの紙袋は、シーンを選ばず渡しやすいかもしれません。

紙袋の中身も、破棄することになる紙の箱よりは缶のほうが、食べ終わった後もワクワクが残るような気がします。見た目がかわいくて、サイズ感もほどよいお菓子のカンカンは、再利用する派。ペンやセロハンテープなど、文具を入れたりして使っています。

最近、お着物を着るようになって、帯をちょっとかがるなど、縫ったり切ったりする機会が増えました。手元にあるヨックモックのカンカンには、そのためのお裁縫道具を入れてもいいかも、なんて考えています。歴史もあって、お菓子も包みもどこにでも馴染んで、みんなに愛される。そこはヨックモックの魅力ですよね。

お菓子は、ちょっと助けを借りたい時に食べるもの

頻繁にではありませんが、お菓子やおやつはタイミングに気をつけつつ、すごく楽しんで食べています。おやつを食べるのが「習慣」になってしまうと、手や口が慣れて自然とおやつを欲するようになってしまうので、当たり前に生活の中には存在するけど、慣れすぎないようにする、というか。そんな付き合い方をしています。

ではどんな時に食べるかというと、例えば朝、走る前に少しいただいています。体調を整えるためにランニングを続けているのですが、朝起きてから、コーヒーと何か少しだけ甘いものをいただいてから走りに出ると、体が目覚めるような感じがして気持ちよく走れるんです。シガールなら1本、2本。一緒に走る夫は、気づけば4本ぐらい勢いよく食べていることもあります(笑)。

それから、仕事の合間の休憩時間にいただくこともあります。モデルという同業種でもあり、お互い執筆や編集などの仕事もしている夫とは、同じ空間で別の仕事をすることも。集中力が切れるタイミングが似ているので、「なんかおやつ食べようか」とコーヒーを入れてお菓子とともに休憩する時があります。

お菓子って、コミュニケーションをより楽しく、会話を弾ませてくれるものでもありますよね。大事に隠しておいたいただきもののお菓子を、夫が知らないうちに食べていて「あ、うちにネズミがいるな?」なんてやりとりから小競り合いが始まることもあるんです(笑)。でも、食べずにずっと置いておくよりも、どちらかが食べて「あれ、美味しかったでしょ」とコミュニケーションが始まるのも、平和でいいなと思いますね。

普段の晩酌のときはあんまり食べませんが、おうちに友人が来て、みんなで集まってワインを飲んでいる時には、ちょっとおやつを出すこともあります。ヨックモックのお菓子も、赤ワインなら合いそうですね。やってみようかな。

どうせなら、後悔なくおやつを食べたい

30代に入ってからは、自分の人生や体調など自分の内側、自分自身に向き合うことが増え、食も大事だなあと思うようになり、毎回の食事を頑張りすぎずとも丁寧に・大事にしようと考えるようになりました。

レストランでデザートまでのコース料理をいただく日が続いてしまった時は、おうちで野菜や玄米を中心に楽に食べるごはんが体のリセットになって、調子を取り戻してくれるんです。そして、そうやって体のバランスが整うと、またおやつも美味しく感じるようになるんですよね。

他にも、たとえ運動できていない日でもたくさん頭を使ったり、歩きでの移動が多かったりと活動量が多かった日は、おやつが美味しく食べられる気がします。家でだらだら過ごしていた日は、「食べてしまったー」という気持ちも、正直なところ大きいんです。

自分にとっておやつやお菓子は、必要な時に助けを借りるものであり、いつまでもご褒美感、特別感のあるワクワクするもの。どうせ食べるなら、「今日は頑張ったから食べよう!」と後悔なく、楽しく食べるようにしたいと思っています。

<高山都>
1982年 大阪府出身のモデル。自身のライフスタイルをInstagramで発信し、共感を集める。著書に『高山都の美食姿』シリーズ(双葉社)がある。

https://www.instagram.com/miyare38/

<編集:小沢あや(ピース株式会社)

#私とヨックモック その他のエッセイもお楽しみください。

(おわり)

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