自分のことは自分が1番知らない
突然ですが、病識という言葉をご存知でしょうか。
主に統合失調症など精神疾患の分野で使われる医療用語で、「自分が病気であるという認識」のことです。病識がないと、症状への対応や治療が進みづらくなると言われています(医師ではないので、不正確だったらすみません。)
精神疾患の場合はその性質から病識を持つことが難しいということはあります。
ただ、普段の生活においても「自分のことを知る」ことは大事なのに、疎かにしがちではないでしょうか。
自分のことを認識する取組みは、何かと忙しい現代社会において、必須スキルなのではないかと感じます。
当たり前ですが、自分自身のことは見えないし、声だって自分自身を通じてしか聞くことができませんよね。
「自分は自分のことをわかっていない」から始める。自分をよく認識しないと、心や身体が合わなくなって、必要以上に無理したり、逆に必要以上に自分を卑下したりする可能性が高まるのだと思います。
仕事や家庭、プライベートで忙しいので振り返る時間は少ないかもしれません。
でも、例えば、
スキマ時間に目をつぶり、社会的な役割(社会人、家庭人、大人など)が無かったら何が本当はしたいんだろうか、と問いかけてみる。書き出してみる。
感情が動いた(怒りとか悲しみとか)イベントで、その根底にはどういう価値観があったのか考えてみる。
ほかには、気のおけない友人からは、自分がどう見えるか会話してみる。できたら、もう少し客観的に見てくれる、第三者やコーチに頼んでみる。
内から、外から、「自分」を分析してみる。
そうすることで、大事だけど小さな変化(もしくは変化しないこと)に気づけるようになって、より豊かに生きられるようになると思います。
back numberの「水平線」の一節を紹介しておきます。
大好きな一節です。自分を大事にしましょう。