『LONESOME隼人』 郷隼人
留学生にすすめたい短歌シリーズ
14冊目は、郷隼人『LONESOME隼人』(幻冬舎)
ただならぬ歌です。
この作者は24歳で渡米し、1984年に殺人罪で終身刑となり、今もカリフォルニアで服役中という。朝日歌壇の常連だったようです。
なまなましい。
トイレ2首。刑務所のトイレにグッピーとは、意外すぎます。
こんなかわいい歌もあります。
「バリトン」だけなら思いつきますが、そのあとの施錠の「ソプラノ」にははっとさせられます。
今も短歌を詠まれているのでしょうか。
こんな記事をみつけました。
郷隼人さん、復活!(鈴木耕)
この記事によると、2023年11月に朝日歌壇に郷さんの歌が載ったようです。