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睡眠✖️鍼灸で充電する身体に
こんにちは!
鍼灸師のヨコスカのカツです。
私の鍼灸院では肩こり、腰痛といった症状からお顔の美容に関するお悩み、
そして睡眠のお悩みの方が多いです。
「皆さんは睡眠が十分にとれていますか?」
厚生労働省の2023年の調査
「国民健康・栄養調査」によると
日本人成人で十分睡眠がとれている人は74.9%
4人に1人は慢性的な不眠だそうです。
1日の平均睡眠時間は6時間以上7時間未満の割合が最も高いです。(男女共に30%代)
何時間がベストな睡眠時間なの?
これは個人差が大きいものの7〜8時間と言われています。
ただ、それ以上に
朝起きた時の「眠れた感」、「脱力感」が大事です。
当院に来られる患者さんでは30代以降から
睡眠の質が悪くなったという方が多くいらっしゃいます。
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まだまだ長い人生
これからも楽しむ自分であるために
睡眠で自分を充電できること
とても大事なことです。
自力での充電が難しくなるお年頃に
鍼灸の施術でケアしておくと
睡眠力が上がります。
今回は睡眠と不眠症について
そして鍼灸にできることを説明します。
レム睡眠とノンレム睡眠ってなに?
ぐっすり寝たのに「まだ眠い」
それはもしかしたら レム睡眠とノンレム睡眠のバランス が崩れてるのかもしれません。
2つの睡眠の違いです。
レム睡眠(うとうと夢の時間)
レム睡眠は、体は休んでいますが脳は起きてるような状態。夢を見やすい時間でもあります。
• 目がキョロキョロ動く
(だから「レム=Rapid Eye Movement」)
• 体はほとんど動かない(筋肉はお休み中)
• 記憶を整理する時間(学習したことを頭の中でまとめてくれる)
• 朝方に多くなる(寝てる間に何回かきます)
ノンレム睡眠(ぐっすり深い眠り)
ノンレム睡眠は、脳も体もぐっすり休んでる時間です。特に最初の方が深い眠りになります。
• 体も脳もおやすみモード
• 成長ホルモンが出る(傷が治ったり子どもの身長が伸びたりします。)
• 疲れをしっかり回復
レム睡眠とノンレム睡眠はセットです。
この2つの睡眠は、90分ごとに交互にやってきます。夜更かしするととバランスが崩れて、朝起きてもスッキリしないことがあります。
不眠症ってどんなものなの?
自分は当てはまるのか?
疑問があるかもしれません。
分類を参考にしてください。
(正確な診断は病院で医師にしてもらってくださいね。)
不眠症には 4つのタイプ があります。
今日は、その紹介です。
入眠障害(なかなか眠れないタイプ)
布団に入っても、30分~1時間以上眠れない状態。
• 「明日早いのに、眠れない」
• 「いろいろ考えすぎて目が冴えてしまう」
こんなふうに 脳がずっと働いてしまう のが原因です。
夜更かしのクセがつくと、さらに眠れなくなることもあります。
中途覚醒(夜中に何度も起きるタイプ)
夜中に 何回も目が覚めてしまう パターン
• 「起きて時計を見たら1時、3時、5時」
• 「トイレに起きたら、それから眠れない」
ストレスや生活リズムの乱れ、年齢を重ねることで増えることもあります。
早朝覚醒(朝早く目が覚めてしまうタイプ)
予定より2時間以上早く目が覚めて、その後眠れない 状態。
• 「4時に起きてその後、眠れない」
• 「二度寝しようとしても目がパッチリ」
特に 高齢の人に多い と言われていますが
ストレスや疲れすぎても起こることもあります。
熟眠障害(ぐっすり寝た感じがしないタイプ)
ちゃんと寝たはずなのに、朝スッキリしない…
• 「7時間寝たのに、なんかダルい」
• 「昼間ずっと眠いし、集中できない」
これは、睡眠の質が悪い ことが原因。
ストレス、スマホのブルーライト、生活リズムの乱れが影響することもあります。
不眠症を防ぐためにできること
自分で気をつけたいこと
寝る1時間前はスマホを見ない(やはりブルーライトは眠気を邪魔します)
寝る時間と起きる時間をそろえる(毎日バラバラだと体内時計が乱れます)
寝る前にリラックス(5分でも、ストレッチや深呼吸で心を落ち着けましょう)
最近、眠れないって思ったら、
自分はどのタイプなのか?
チェックしてみましょうね。
夜はしっかり寝て、次の日を元気に過ごしましょう。
深い眠りのサポートに鍼灸を
自分で思う以上に溜まった疲れ
鍼灸でほぐすと、以下の効果が期待できて
眠りの質が変わっていきます。
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1. 自律神経を整える
不眠の多くは、自律神経の乱れが関係しています。自律神経には「交感神経(活動モード)」と「副交感神経(リラックスモード)」があり、本来なら夜は副交感神経が優位になることで、自然に眠りにつく仕組みになっています。
しかし、ストレスや生活習慣の乱れによって交感神経が優位なままだと、頭が冴えてしまい、なかなか眠れなくなってしまいます。
鍼灸は、ツボを刺激し、経絡にある気血の流れをスムーズに巡らせることで副交感神経を活性化し、リラックス状態をつくる働きがあります。その結果、自然な眠気が訪れやすくなります。
2. 脳内ホルモンの分泌を促す
鍼灸の刺激によって、脳内では「セロトニン」というホルモンの分泌が促されます。
セロトニンは心を落ち着かせる幸せホルモンと言われ、ストレスを和らげ、睡眠の質を向上させます。
また、睡眠にはメラトニンというホルモンが重要と言われ、これはセロトニンが夜になると「睡眠ホルモン」のメラトニンに変わり、眠気を引き起こします。
つまり、鍼灸でセロトニンの分泌を増やすことで、結果的にメラトニンが作られることを助け、眠れる身体に回復するのです。
3. 血流を改善し、深部体温を調整する
人間の体は、深部体温(体の内部の温度)が下がることで眠気が訪れるようになっています。しかし、血行が悪いと、熱が体の外に放出されにくくなり、うまく深部体温が下がりません。その結果、「寝つきが悪い」「途中で目が覚める」といった不眠症状が出てしまいます。
鍼やお灸の刺激には、血流を促進する効果があります。血行が良くなると、体の熱がスムーズに発散され、自然な眠気を感じやすくなるんですよね!
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まとめ
鍼灸が不眠に効く理由は、大きく分けて3つ
1. 自律神経を整え、副交感神経を優位にする
2. セロトニン&メラトニンの分泌を促し、自然な眠気を引き出す
3. 血流を改善し、深部体温を調整して眠りやすくする
自分でできることと鍼灸にできること
掛け合わせていけば眠れる身体に回復していきます。
もし「最近、眠れなくてつらい」と感じている方は鍼灸を試してみるのも一つの方法。
自分だけで粘るよりも結果的にコスパ、ダイパが良いはずです。
ぐっすり眠れてしっかり充電できる身体
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鍼灸師としてサポートしていきます。
ヨコスカのカツ
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