お弁当屋についての想い No.2
No .1からの続きでございます
楽な気持ちで読んでくださいませw
訪問介護の会社に勤めていた時の話です
私は去年の10月に東京都港区にある訪問会社に入社いたしました
在職期間は、ちょうど1年間位です
一応、労務管理の幹部として入社いたしました。
一方、現場を覚えてもらうために、介護はやってもらうという条件はありました
他のスタッフに比べれば、私はかなり楽なシフトで、その合間にスタッフ全員の労務管理や補助金獲得の為に事務に励むような仕事をしておりました
港区の一等地にある会社のお客様は、やはり只者ではなく、どんな方も、今まで見たことのないようなセレブな感じでした
さらに私が担当する方々は、誰一人漏れなく超お金持ち、もしくは生活保護をもらっていたとしても以前有名な社長として活躍していた方でした
女性男性関係なく、昔活躍していたお話を聞くのがとても楽しかったです。
そして、そういう方は、おもてなし(接待)も参考がなることが多かったです。
そんな恵まれた環境にあった仕事で、私は介護というより、どちらかというと食事を作るという方が多かったかもしれません
近い過去の話は、思い出すと心が溢れ出してしまって、上手く表現することができないのですが、
そんな恵まれた状況にある方々に言われたのは、
「どんなにお金があっても、こういう状態(介護)になってしまうと口にいれる(食べ)ものは、たかがしれてる」
ということでした。
セレブな方の好きな食事は、それは限定されているものですが、
新鮮で柔らかく、甘めで食べやすいものを好んでおりました
私が担当した方の数名は私が担当している間に何度か死にかけたのですが(1名お亡くなりになりました)、
私が作った食で生き返ってくれて、本気で嬉しかったのを覚えています
ご自宅に伺った時、これが美味しかったんだと完食した食事の写真を撮って見せてくれたことは今でも忘れられません。
「食で、人は生き返ることができる」
それを知ることができたのが、以前の会社でした。
ポイントは、その人が嫌だという食事は作らないこと。
食べたい食事を聞き出せる様、心を通わせること。
つまり、介護って技術じゃなくて、その人の心を安心させることで成り立つんだって分かった期間でした。
人生に無駄なことはないですね😄
食って素敵です✨
贅沢ですが、私を時々思い出してくれないかなって思っちゃいます
それ位、本気で向かわないと伝わらないのがこの仕事でした
今のお弁当に、どうかあなたに届きます様に。っていう想い、込めています