「本当に、腰椎椎間板ヘルニア?体のバランスの崩れから、脚、腰に与える影響」
以前に、顎を前に突き出した姿勢の時の肩のメカニズムを、お話しさせて頂きました。
今回は、腰と状態についてお話しさせて頂きたいと思います。
顎を前に突き出した状態だと、背中も猫背になってしまいます。
上半身は、前に倒れようとしています。
その時、腰は体が前に倒れないようにしようとして、反るように頑張ります。
酷い方は、腰まで前に倒れて丸くなっている人も見かけます。
腰だけではなく、股関節(臀部も含む)も腰から上を支えないといけないので、曲がった状態で力が入ってしまいます。
膝も「ピン!」と力一杯伸ばして、上半身が前に倒れないように
頑張ります。膝の裏が凄く疲れますね(;^ω^)
この時、足はというと、やはり前に倒れないように、つま先で踏ん張った状態になりますので、「すね」も疲れてきます。
腰も股関節も、膝、すね、ふくらはぎ、足も、それぞれ緊張した状態が続くと、疲れ→コリ→痛み→しびれへと進行していくことが、よくあります。
余談ですが、画像診断で腰椎の隙間が狭くなっているので、腰椎椎間板ヘルニアと診断されてから、私のところへ来られると、腰椎椎間板ヘルニアの所見が見られないことが多くあります。
疲れやコリは揉めば、症状が緩和しやすいですが、痛みや痺れだと、どの部分で神経が圧迫されているのかを、見極めて骨の位置や筋肉の状態を整えていくと、症状が緩和していきます。
もし、腰椎椎間板ヘルニアだったとしても、筋肉のバランスを整えて、腰椎椎間板にかかる負荷を少しずつ軽減していけば、症状は緩和されていきます。
このように、上半身のバランスの崩れが、体全体に影響を与えてしまいます。
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